私が仮面ライダーに挑戦しようと思ったきっかけは、
未知なるアクションへの挑戦だった。


何故挑戦しようと思ったかというと、
そこでのびのびと自分らしい動きが思い切り出せるんじゃないかと。


当初、松竹にいたんですが、そこは女優王国だったものだからね。


文芸作品の中で、どうしても、いいところのお坊ちゃん役が多く、
自分とは違う世界だった。


もっとこう、のびのびとアクティブな青春…

未知なる挑戦者、男の世界を目指し、


ワイルドに挑戦する姿を思い描いていた。


当時はマカロニウエスタン全盛期で、

荒野の用心棒など、打たれても、打たれても立ち上がり、

正義を貫く漢像に夢をはせた。


そういう世界観を目指していたんだ。


国境を越えてね。遠くを見ていた。


合掌、
藤岡弘、



ライダーヒーローメモリアル「仮面ライダー・本郷猛」(旧1号)藤岡弘、オフィシャルブログ「藤岡弘、の侍道」Powered by Ameba-raider