前回の記事で年収1000万円以上の高収入の外資系会社員も
定年で再就職をするとではほとんどの人が
年収300~400万円程度になる現実を書きました。

これは個人のスキルで高収入を得ていたからではなく
会社が高収益だから給与もたまたま高かったということであり
社員の代替えはいくらでもいるという現実を突きつけています。
程度の差はあれ大手日本企業も同じでしょう。

この外資企業は生産性の悪い社員の指名解雇勧告も行っています。
高給与だけれども、雇用の安定はなく、求められる成果水準は高い
華やかに見える外資系ですが、話を聞くとしんどそうです。
生活は派手ですが、自由が少なく私には魅力的に見えませんでした。

収入を得るには3つの方法があります。
「労働収入」「投資収入」「事業オーナー」です。

労働収入は一般的にイメージされるアルバイトや会社員だけでなく
高度専門知識を生かした高収入の医師・弁護士も含まれます。
自分の時間を使ってお金を得るのは全て「労働収入」に入ります。
自分が働けばすぐに収入が得られるのが魅力ですが
自分が働かないと収入が得られないため
「時間の自由」を得る手段としては向いていません。

一方で「投資収入」と「事業オーナー」は労働時間と収入は連動しません。
軌道に乗れば自分の時間を使う必要があまりないのです。
「労働収入」と比較して圧倒的に「時間の自由」が確保できます。

私は会社員を辞めて賃貸経営という「事業オーナー」として収入を得ています。
(不動産賃貸は「投資」ではなく「事業」というのが私の持論です)
だから「会社員」と「事業オーナー」の自由度の差を良くわかっています。


人生は時間で出来ています。
「時間の自由を得るという事は寿命を得ることに等しい」のです。
どこの会社に就職するかを考える人は多いのですが
どのような種類の収入を得るかを考える人は多くありません。
でも自分の人生を充実させようと思ったらとても大切な事だと思います。