ひふみ投信の藤野英人さんが著書『「日経平均10万円」時代が来る!』で

 

インフレは「格差」を広げると書いています。

 

以下著書からの引用です。

 

 

日本は安定した社会だと言われます。

治安が良く、人手不足なので仕事にあぶれることはあまりありませんし

経済格差は広がっていると言わるけれど欧米ほどではありません。

 

私はかねてから日本でなぜ欧米ほど格差が広がっていないのか?

不思議に思っていたのですが

「格差が広がらなかった理由はデフレだったからだ」

という藤野さんの説明に腹落ちする思いでした。

 

日本でもインフレが始まっています。

戦争(紛争)や米中の冷戦は大きな時代の潮流で

石油などの重要物資の価格はこれからも上がるでしょう。

 

また国際比較で日本の物価は異常と言えるほど安くなっています。

早晩、国際価格に引っ張られる形で日本の物価も上昇しそうです。

この現象はすでにニセコや熊本で局地的に発生しています。

 

つまり日本のインフレが収まる要因は見当たらないのです。

 

デフレ時代は資産価格は下がりやすかったので

投資には難しい時代でした。

しかしインフレになると株などの資産価格は上昇しやすくなります。

投資にはとても良い環境と言っていいでしょう。

日経平均の史上最高値更新はそのシグナルだと思います。

 

今後の日本はインフレで格差は広がるのでしょう。

しかし、格差は結果です。

インフレは始まったばかりです。

まずはインフレで生まれる投資チャンスを楽しみたい。

 

そんな風に考えています。