「50代ホワイトカラーがリストラされると潰しが利かない。」

とyoutubeで取り上げられていました。

 

 

人出不足が連日報道される中で再就職ができないとは・・・

「中高年管理職のおじさんは社会から必要とされていない」

そんな印象の内容となっています。

 

本当に大企業の50代ホワイトカラーは

リストラされると再就職は難しく

特殊な資格や手に職がなければ

どんなことがあっても会社にしがみつくしかないのでしょうか?

 

最新の有効求人倍率は1.3倍です。

一人の求職者に対して求人を出している会社が1.3社あるという事なので

今の社会は人手不足という事ができます。

 

しかし職種別にみるとその様相は大きく変わります。

ホワイトカラーの主な職種である一般事務や会計事務は

1倍を大きく割り込んでいます。

ホワイトカラーの職種はそもそも人余りで

高給取りの50代がリストラにあう確率は高いのです。

 

 

 

しかし、ちょっと視点を変えれば

再就職であれ独立であれ

中高年のホワイトカラーが自分のキャリアを生かせば

食べていくのはそう難しくないと私は思っています。

 

この動画をみて感じるのですが

「50代ホワイトカラー」というくくり自体がザクっとしすぎています。

50代ホワイトカラーでも再就職に困らなかった人もいれば

再就職できなかったひともいるはずです。

この違いにスポットを当てなければヒントは見つからないはずです。

個人的な問題を社会の平均値で議論してもなにも解決しないのです。

 

私は51才で会社を辞めました。

中高年のホワイトカラーの離職です。

現在賃貸経営をしていますが会社員時代の年収を上回っています。

会社員時代の年収を上回ることができたのか?

それは会社員時代の営業経験を生かして

入居者募集の営業を徹底的に行っているからです。

 

賃貸経営は一般に人口減少で難しいと言われています。

しかし多くの大家さんは入居者募集を不動産屋にまかせっきりで

自分で入居者募集の営業をしている人は少ないのが現状です。

だから入居者募集の営業きちんとすれば空室は埋まるのです。

 

個人が家族分の生活費を稼げるかどうかは

マーケット環境だけれは決まりません。

そのマーケットで競争優位性が持てるかどうかなのです。

 

重要なのは自分の仕事にお客様がいくらの対価を払ってくれるのか?

そのことを意識して働いているかに尽きると思います。

自分の仕事で給与以上に会社を儲けさせることができれば

再就職は難しくないでしょうし

独立しても十分に儲けることができるでしょう。

しかし漫然と会社や上司に与えられた仕事をこなしているだけでは

会社をリストラされた時に路頭に迷う事になります。

 

社会の変化が激しくなり

会社の寿命が短くなってきました。

私が就職活動をしていたころ動画に出てくる

イトーヨーカドーや富士通は超優良企業で

就職できれば一生安泰だと思われていました。

今後この傾向はますます顕著になり、

定年まで終身雇用を享受できる会社はすくなくなるでしょう。

 

「自分の仕事でいくらお客さんが対価を払ってくれるのか?」

この事を意識して仕事をしてきたかどうかが

不幸にしてリストラにあった時に問われるのだろう。

この動画をみながらこんなことを考えました。