「インボイスで困っている事業主は下請けで仕事をしている人」

先日銀行の方とお話しできる機会がありこのような話を聞いた。

発注者の都合を押し付けられて断れない立場の人という事だろう。

とても説得力があり、かつ示唆に富む指摘だと思った。

 

下請けは営業をしなくて済む。

仕事が自動的にもらえるのだから

営業が苦手な事業主にとって下請けはとても魅力的な話だ。

しかし同時に取引先に自分の生殺与奪を委ねることになる。

 

高い技術力を持つ人

魅力的なコンテンツを作る有能な人

しかし、経済的に恵まれない人をたくさん見てきた。

これをもって世の不条理を嘆いたり

発注主の強欲さを非難するのは簡単だ。

でも「なぜ搾取されるのか?」を考えないと問題は解決しない。

 

つまり「下請けで仕事してはいけない」のだ。

自分の商品・サービスを購入してくれる人と直接取引しなければ

どんなに良い商品を作り、良質なサービスを提供しても適切な報酬はもらえない。

 

事業を始めるなら商品・サービスの売り先を自分で開拓すること。

今回インボイスで苦境に陥っている人たちからの教訓はここにあると思う。