近年「安いニッポン」がメディアで取り上げられています。
かつて日本は物価の高い国で知られていました
しかしバブル崩壊後30年続いている経済の停滞ですっかり安い国になってしまったようです
この表はアメリカと日本の外食を比較したものです。
2012年頃を境に日本の外食が米国の外食よりも安くなっているのがわかります。
2012年は安倍政権の発足した年です。
安倍政権の円安政策が日本の価格を押し下げている直接の要因だと思いますが
日本経済の長期低迷が「安いニッポン」となった原因であることは間違いないと思います。
メディアは「安いニッポン」をとらえて
・日本が二流国になる!
・低賃金!
・転落する日本!
などと扇動的に煽り立てています。
確かにその通りで大問題なのですが
個人投資家という立場からこの問題をとらえてみると別の景色が見えてきます。
日本の物価が相対的に安くなったということは
・国内生産が相対的に有利になる。
・海外から見ると日本が安い費用で観光できるようになりますます魅力的になる。
ということでしょう。他にも日本が比較優位になる面は多々あると思います。
この状況を上手くとらえて成長する企業は必ず出てきます。
その企業が萌芽するタイミングで投資できれば、、、
私が今投資している「日本スキー場開発」もその一つではないかと思っているのです。
経済には二面性があって良い面もあれば悪い面も必ずあります。
メディアはインパクトがあって商売になりやすいので悪い面を取り上げがちですが
投資家は良い面に着目する習慣をつける必要がある思います。