[憲法記念日] 憲法改正について考える | 【旧ブログ】寒川町議会議員 佐藤まさのり / 佐藤正憲 地元寒川町を愛するブログ

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本日憲法記念日という事で、普段はあまり語らない、憲法改正についての考えを述べさせて頂きます。

結論から言うと、憲法の改正が必要な部分はあるが、改正する事のリスクを考えると、どちらかと言うと改正しなくても良いのでは。

と、煮え切らない答えですいません。



当然憲法についても時代に合わせて変えて行く必要はあると思います。

例えばよく議論の対象になる、教育無償化であったり、環境権であったり。

しっかりと理論が示され、国民投票で審判がされれば問題は無いと思います。

一方で。

緊急事態条項。

これだけは2万%反対です。

現状の草案について簡単に説明すると、緊急事態が起きた時は、政府に一定の権限を与え、基本的人権を制限出来るというもの。

これは絶対にダメ。

色々突っ込みどころはありますが、緊急事態の定義が曖昧で、大規模地震が起きた時に政府に全ての権限が与えられる、なんて事が起きかねない。

そうなると日本の民主主義が終わる。

勘違いしている人も多いかも知れないけど、憲法は国民を縛るものでは無く、権力の暴走を縛るもの。

だから、憲法を守る義務者は政治家や公務員と規定されている。

国民を縛るのは、憲法より下の法律である。



という事で、緊急事態条項の改憲が草案に入っている限り、基本的には憲法改正に反対です。

それともう一点、日本国憲法はGHQが作ったものだから変えるべきだ!という人が一定数いる。

だれが作ってても良く無いですか?というのが私の考え。

誰が作ったかは全くどうでも良くて、今の憲法があって日本は成長したし、平和でいられた。

この事実が大事だと思う。



という事で、改正すべき部分はあるけど、今まで上手くいってたものを変えるリスクと、緊急事態条項で民主主義が終わるリスクを考えると、改正しなくても良いかなあ、と思ったり。

まあ、緊急事態条項以外でしっかりしたものが示されれば、条項によって判断する事になると思いますが。