寒川神社 大注連縄 掛け替え(2020.6.20) | 寒川町観光協会ブログ

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先日、6月20日㈯ 午前10時ごろより、

寒川神社 大注連縄掛け替え

取材に行ってまいりました。

 

ちょうど白無垢のお嫁さんが通り、

良き日に彩りを添えておられました。

 

わたしもなんだかハッピーな気持ち。

 

 

社務所前に待機する新しい大注連縄。

 

 

間近で見るとすごい迫力です。

 

長さ14.5m

重さ1tの大注連縄(しめ子を含む)を

人力で御社殿の梁に掛けられます。

 

さて、いよいよ内庭に運び入れ、掛け替えが始まります。

 

御神門前の階段にさしかかると、

「これは!重い!!!」という声が

職人さん達から漏れます。

 

大変な作業!

 

神主さんを先頭に慎重に運び込まれます。

 

御社殿の前で待機中。

 

長ーいハシゴがかけられ、

梁にロープがかけられます。

 

この長ーいハシゴをひょひょい!とのっぼっていかれるんです。

 

大注連縄を梁の下に運び、

滑車とロープに取り付け、準備完了。

 

滑車で慎重に、1mぐらいの高さまで上げます。

 

ここで、「しめ子(七五三子)」を取り付けます。

大注連縄のしめ子は大人の腰ぐらいの高さ。

 

子といえども大きい!そして重そう。

 

 

しめ子を固定する作業。

 

木材でぐいぐい締めあげる!最終的には2本使用していました。

 

上で縄を引き締めながら、

下からしめ子を押し込み、

注連縄の垂木に括り付けていきます。

 

この垂木は長く使用されています。

接ぎ木をしていないそうで、

これほどの長さの木はなかなか手に入らないそうです。

 

5つのしめ子が結び付けられたら、

いよいよ梁に!

 

 

その前にお昼休憩が入ります。

 

 

13:00頃よりいよいよ大詰め。

御社殿の梁に取り付け作業開始です。

 

 

滑車が回り、少しづつ大注連縄があがっていきます。

 

滑車は中央2か所。

 

左右のバランスを見ながらゆっくり上げます。

 

 

 

 

左右では、向こうとこちらでロープを引き合い、

揺れやたわみを調節しながら、上げていきます。

 

 

こちらは、さす又が!ハシゴも利用します。

 

 

さす又とハシゴの先は2人がかり!

 

 

そして、

最後に垂木と梁をロープで結び固定します。

 

まずは両端から。

 

 

次の位置で結ぶ作業に行かれるとき、なんと梯子を使わずそのままスススーッと注連縄を伝って!すごい!

 

 

きっとこの結び方も技なんですね…!

 

 

全ての箇所で作業が終わりました。

 

 

もう一度言っちゃいますが・・・

 

全長14.5m

総重量1t の大注連縄が、

職人さんたちの手作業で無事掛けかえられました。

 

大注連縄の材料となる藁は、

大注連縄用に旧高座郡域の田んぼで

栽培されたものを使用し、

約2か月をかけて、作成されたそうです。

 

この模様は、twitterで中継いたしました。

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作業の最中に、

太陽のまわりに輪っかが!!!


真新しい大注連縄と

太陽の虹🌈

なんだかいいことある予感がしませんか音譜