さよなら公演 八月納涼大歌舞伎 | In Hamony Today サムイを夢見る日々

さよなら公演 八月納涼大歌舞伎

半年ぶりの歌舞伎座、一年ぶりの納涼歌舞伎です。

例によって三津五郎さん出演ということで、後援会員である母にチケット取りを依頼。貧乏なので三階席をお願いしたところ、なんと一列目センター!うーん、感謝!!

今回の演目はこちら。

歌舞伎座さよなら公演

八月納涼大歌舞伎

平成21年8月8日(土)~27日(木)

第三部

一、お国と五平(おくにとごへい)

池田友之丞  三津五郎             若党五平  勘太郎               お国  扇 雀

二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)

中村勘三郎四役早替りにて相勤め申し候    菱川重信/下男正助/蟒三次  勘三郎             磯貝浪江  橋之助           千住茂左衛門  亀 蔵            万屋新兵衛  家 橘             住職雲海  彌十郎            重信妻お関  福 助


「お国と五平」は、谷崎潤一郎作とあって、通常イメージする歌舞伎とは一味違った趣の作品でした。舞台上に広がるススキの恐ろしくも美しいこと!たった三人がおりなす展開に釘付けになり、あっというまに一時間近く、終了してしまいました。

「怪談乳房榎」は、三遊亭円朝の口演をもとにした怪談噺で、勘三郎の四役早替わりと本水を使った舞台が話題の作品です。まぁほんとに、勘三郎の目まぐるしいほどの早替わりと演技に笑って驚いているうちに舞台装置が次々に転換し、そして噂の四谷角筈村十二社の大滝の滝壺(今の新宿中央公園)の場面の水しぶきと迫力!まさに納涼歌舞伎に相応しい内容と演出でした。