豪州、怖れるに足らず!(2007アジアカップ現地観戦記・タイ旅行記番外編) | In Hamony Today サムイを夢見る日々

豪州、怖れるに足らず!(2007アジアカップ現地観戦記・タイ旅行記番外編)

<運命のサッカーアアジアカップ豪州戦が迫っているため、タイ旅行記のうち、アジアカップ部分のみを先行アップです。>


7月13日(金)

アジアカップ観戦二日目は、オーストラリアとイラクの激突です。

前日のタイランド対オマーンの観戦は渋滞の状況を見誤り、キックオフ後に入場することなってしまったため、この日は万全の態勢で早めの会場入りを心がけることにしました。日中は高級ホテルが点在するリバーサイドやショッピングセンターが林立するチットロム駅周辺でみやげ物を物色。一度プラトゥーナムのホテルに戻ってから出直そうと思いきや・・・


07samui01


目の前に広がるのはバンコク名物の大・渋・滞


混雑時はタクシーの乗車拒否も多いため、ホテルに戻ることを諦め、ショッピングセンターの駐車場でタクシーを拾って直接スタジアムへ向かうことにしました。SCの場合配車まで時間はかかるものの、事前に係りの人に行き先を告げておけば、間違いなく目的地に向かってくれる車をキャッチしてくれるのが心強い。ホテルの人にかいてもらった地図をみせると「フッボーン?(フットボール)」という確認。「チャイ(はい)」と答えると、その後の呼びかけはすべて「フッボーン」。「フッボーン、これはお前の車じゃない!」「フッボーン、こっちに来い!」って感じ。ま、分りやすくてよかったんですが。名前ではなく、目的地で呼びかけるのが多国籍な観光地っぽいですよね。


バンコクの繁華街チットロムからラジャマンガラスタジアムまでタクシーで125B。(500円)

さすがに地元タイが試合をした昨日とは異なり、スムースに会場前まで車で入ることが出来ました。スタジアム周辺は大きな私立大学のある学生街のようですが、公共交通手段がバスしかないため、観光客にとっては少々敷居の高い場所といえます。(バンコクのバスは路線が多く、相当ややこしいため)


スタジアム遠景。

07samui02 07samui05

さすがにイラクサポーター、現地の客の姿はほとんど見られず。

大騒ぎしているオージーが目立ちます。


07samui04 07samui03


ああ、一年前のカイザースラウテルンの思い出が蘇ってくる・・・昨年のワールドカップドイツ大会。カイザースラウテルンで日本が負けた試合はTV観戦だったのですが、ドイツで最初に観た決勝トーナメント一回戦は同地での豪州対イタリア戦。日本が進出すると思って予約したのに、提供された試合は屈辱の豪州戦。巨大カンガルーをしょってはしゃぐサッカルーズの姿は、まぶしくもあり、そして屈辱でもありました。ピッチ上での豪州は、確かに不屈の闘志と運動量をもって、優勝国であるイタリアをギリギリまで追い込んだ好チームでもありました。そんな豪州代表をもう一度見れる楽しさと、屈辱感。屈折した感情を抱えてのアジアカップです。

スタジアムの売店は、オフィシャルグッズを売っているショップ(ガラガラ)と弁当、屋台、飲料など。バジル炒め弁当(40B 160円)を購入。売店の人に英語で話しかけられるも途中で「あら、タイ人じゃないと思ったわ(笑)」とタイ語に切り替えられるという稀有な体験をする。


スタジアムは当然ガラガラ。

オージーサポーターの数は多いものの、結構固まっているため、全体的には空席が目立つスタジアム。僕が座ったのはバックスタンドのほぼ中央前から五列目のドセンター。周囲はガラガラで貸切状態。これはこれで気持ちよいものです。

07samui08

固まってコールを繰り返す陽気なオージーサポ


国歌斉唱。正面スタンドにはわずかにイラクサポの姿も。

07samui07 07samui06

17:20、キックオフ!

気温は30度台後半ですが、昨日のタイ対オマーン戦よりは若干涼しいくらいかもしれません。


5列目からの目線はこんな感じ。


07samui09


足元が見えない・・・陸上トラックが大きかったので、結構ピッチまでの距離はありました。


試合雑感。

さすがに一年前にTVとカイザースラウテルンで観た豪州の選手は見覚えのある顔ばかり。ほとんどが昨年の代表のまま?しかし、一年前ほどの怖さは感じられず。アタックが散発で、迫力がない。蒸し暑い中で省エネという意識ももちろんあるのでしょうが。しかし、昨日のタイ代表といい、TVで見たベトナム代表といい、この東南アジアの気候の中でも労を惜しまない運動量が試合のポイントになっているのも事実。実際、日本の第一戦VSカタール(サムイ島のパブでTV観戦!)にしても、リードしている時間帯に相手を崩そうとせず、横パスに終始した日本は終盤に追いつかれるという醜態をさらしています。

こんな調子で大丈夫か?というのが序盤の印象。


豪州で迫力があったのは23番。たぶんブレシアーノ?スピードと意図がはっきりしていて、イラクの脅威になっています。逆にイラクでは11番がキープ力があり、しぶとい印象。・・・・・・なんてメモ書きをしている最中に前半23分頃、なんとイラクが先制!!!静まり返るスタジアム、異様な光景です。

その後も豪州は明確な攻撃の形を示せず、判定に不満をぶつけながらラフなファウル、わざとらしい被ファウルが増えていくばかり。

07samui11 07samui12

ハーフタイム。豪州サポもがっくり。みんな足早にスタジアム外へ休憩に流れていきます。


後半開始直後、エース・ヴィドゥカがヘッドで同点ゴール。

しかしサポが湧くことができたのもわずか10分強。


「なんとなく」攻めあがる豪州に対して、イラクは11番を始めとする何人かの起点の選手がキープし、走りこむ選手にパスをする、という狙いがはっきりしている。正直イラクの方に得点のにおいがプンプンする展開。


案の定イラクにリードを許し、豪州はさらに苛立ちを募らせていくばかり。


07samui10

つかみ合い寸前。

中心選手のニールは二枚のイエローカードで退場となる始末。


そして追加点、3-1.
盛り上がるイラクサポ。豪州サポのブーイングの中、試合終了です。
07samui13 07samui14



スタジアムにはこんな姿の女性も。

アジアカップならでは、ですね。
07samui15


足早にスタジアムを後にするオージー。

負けた試合の後って、やたら早足になるんですよ。(気持ちが分る東京サポ)07samui16 07samui17

スタジアム外にはなんとツアーバスが4台!なるほど、ツアー組んでまで応援か。気合入ってたのに、残念!直接対決で復讐できたわけではありませんが、一年前を思い出してちょっとした快感を感じてしまう。(このときはまさか豪州と決勝トーナメントであたるとは予想していませんでしたし)


スタジアム外の屋台で水を買うと、おばちゃんに「オージーは何も買わんで困ったもんだわ(意訳)」と話しかけられます。思いっきりタイ語。なぜか今日はタイ人(もしくはタイ在住)に見られる一日。


試合観戦の結論。
今回の豪州に、ワールドカップ時点の抜群の強さはない!

勝機はある、頑張れオシムジャパン。