「Vフォー・ヴェンデッタ」
事前の煽り文句はこうでした。
「マトリックス」3部作で世界中を熱狂させたウォシャウスキー兄弟が製作と脚本を手掛けたヒーロー・アクション巨編。
予告編もマトリックスを彷彿とさせるような、ややサイバーな印象の編集になっており、てっきりアクション作品だという刷り込みで観にいってきました。
いや、確かにアクション場面もあります。しかし、想像していた「仮面を被ったVという男が、第三次大戦後の未来社会で悪(政府)を相手に大活躍、N・ポートマンを助けながら悪を倒す」という物語とは、表面上は同じながらも随分と違っていた作品でした。
「Vフォー・ヴェンデッタ」
製作と脚本ウォシャウスキー兄弟
主演 ナタリー・ポートマン
ven・det・ta [/vendt/] [名]
1 血の復讐(ふくしゅう), かたき討ち. ▼特にかつてCorsica島やイタリアの諸地方で行われたもの.
タイトルどおり、今作は復讐劇であり、ファシズムへの抵抗を描いた作品、と紹介した方が相応しい。第三次世界大戦後の欧州で、独裁国家と化したイギリス。表現の自由も、夜間の外出も出来ない未来。そんな時に、国家へ反逆する仮面姿の男「V(ヴィー)」が登場。超人的な能力を持つ男と、狙われる国家の中枢部の人々との間には、過去に隠された秘密と深い因縁があった。物語は、Vによる要人暗殺とその隠された過去、そしてNポートマン扮する女性「イヴィー」が運命的にVと出会い、巻き込まれていく姿を描いています。
アクションは、あくまでエッセンス。序盤、中盤は控えめで、スタイリッシュな銃撃戦(銃VSナイフ)がクライマックスに。
N・ポートマンの熱演も、スキンヘッドだけではなく印象的。序盤、中盤、ラストとそれぞれ違った心持ちの女性を、さらりと演じ分けているのに感心。
ドラマ部分も見ごたえあり、決して分かりにくい作品ではないので、アクションが苦手な人でも楽しめると思います。そしてウォシャウスキー兄弟好きにはマスト!

