カーリングって面白い!映画「シムソンズ」
トリノオリンピックは満喫できましたか?最後の方で金メダルも出て、総括するとそこそこ・・・ということになるかもしれません。が、前半不振のジャンプやスノボを凌ぐ面白さを提供してくれたのは、やっぱり女子カーリング!とてつもなく地味な競技でありながら、真摯な姿勢や意外なゲーム性に惹かれ、テレビに釘付けになった方も多いと思います。
そんな時期にグッドタイミングで公開された映画が、「シムソンズ」。実在のカーリング女子日本代表チーム「シムソンズ」をモデルに作られた映画、という話は知っていたのですが、オリンピックを見る前は正直「なんか地味だな」と軽視しておりました。しかも製作が格闘技団体「PRIDE」の榊原社長。この方、相当なやり手としても評判で、競争相手(K1やリングス)を蹴落とすためなら何でもやってそうな強面という印象が強かったため、そんな人が作るスポーツ映画なんて、と色眼鏡で見ていたこともあります。しかし、例によって上映劇場の株主優待券があまっていたため、半信半疑で劇場へと向かいました。
平日のレイトショーにも関わらず、館内はほぼ満員。おお、さすがオリンピック効果は伊達ではないです。
出演は加藤ローサ 、藤井美菜 、高橋真唯 、星井七瀬 、大泉洋。
はっきりいって役者として認識しているのは大泉洋くらい。あとは顔の区別もつかない状態です。
監督は佐藤祐市。テレビ中心でやっているようで、自分は知りませんでした。
物語は、ホタテとジャガイモしか売りのない田舎・北海道常呂町に住む女子高生(加藤ローサ)が、町中で取り組んでいるカーリングにふとしたきっかけで出会い、やがて熱中していく、というもの。実在のチーム、シムソンズとリンクした青春ストーリー。
正直ありがちな展開です。(実話とはいえ)
怠惰な日々を過ごす若者が、熱中するものを見つけ、やがて成功していく・・・という物語は、最近でも「ロボコン」「スウイング・ガールズ」「ウォーターボーイズ」なんてのがあるわけですし。
しかしながら、この作品は本当に丹念に、正面からカーリングとシムソンズに向き合っており、それがカーリング競技のシンプルながら奥深い魅力と相乗効果で、かなりの感動を生み出しているようなのです。
シャレっ気だとか、センスだとか、そういうレベルの部分を評価するのではなく、単純に物語と向き合うことによって、非常に心を揺り動かされてしまいました。ジュディマリの主題歌もズルイです。実際オリンピックで大活躍していたカーリング女子チームのことも頭に浮かぶし、この時期だからこそ、色々想像を膨らませながら見るのにとてもよいかと思います。今年観ている中では一押し!面白かった。
新宿シネマミラノではレイトショー公開中。
