「輪廻」清水崇監督(「呪怨」)、 優香主演
「輪廻」 (六本木ヒルズにて)
監督 : 清水崇
出演 : 優香、香里奈、椎名桔平、小栗旬
「呪怨」シリーズで全米でも活躍中の清水監督最新作。
メインキャストでは椎名桔平以外はほとんど著名な役者を使わず(基本タレント業の人は別として)、撮影場所も「ホテル」「ホテル内部」「ホテル内部のセット(撮影現場)」「室内」「大学」とかなり限定された空間で展開されています。要は、結構予算をかけずにやっているような印象。あまり怖い(ドッキリする)場面はなく、主演の優香さんが絶叫する場面が多く、白目をむいて倒れる場面など霊の出現よりも怖かったくらい。
霊の怖さというより、映画上で発生している大量無差別惨殺事件の描写がおぞましい部分の方が強いかもしれません。
物語は昭和45年に起こった11人の大量無差別殺人事件と、その事件を題材に映画の製作が始まる現在がクロスオーバーして進みます。映画の製作に執念を燃やす映画監督(椎名)、オーディションで抜擢される女優(優香)。映画のタイトル通り、彼らは昭和45年の事件の「輪廻転生」の宿命を追って生まれてきています。撮影が進むにつれ、どんどん幻が見え始める女優。そして、謎のホテルの夢を繰り返し見る女子大生(香里奈)を始め、事件の生まれ変わりらしき人々にも次々に怪異が起こり始めます。一応親子関係のドラマも含まれており、ストーリーの鍵にはなるものの、感動する類ではありません。謎は謎のままで、あまり説明のない状態で進んでいきます。(整合性のないことも放置)清水作品らしき雰囲気と、先の読めなさ加減(「どう着地するんだろう?」)と絶叫女優・優香の叫びが見所といったところでしょうか?
リメイクのオファーも続々とか。
ハリウッドでは誰が叫ぶのでしょうか?
