「ありえねーっ!」 アイランド マイケル・ベイ最新作 | In Hamony Today サムイを夢見る日々

「ありえねーっ!」 アイランド マイケル・ベイ最新作

国際フォーラム、先行プレミア上映


この日の試写会は、異例の20時開始。
仕事をしている身としては楽な時間帯ですが、終了が23時近くというのは
遠方の人にとっては結構厳しいようでして、駆け足の人も目立ちました。
さて、なぜこんな時間設定かというと、舞台挨拶する監督のマイケル・ベイの
スケジュールによるということ。
その割には、司会者が呼び込む前にさっさと登場して、「みんな楽しんでね」
なんて話をしたら、司会者の質問ををさえぎるように引っ込んでしまう・・・
何かあったんだろうか、と思うくらいそっけない監督。
そういや司会者、監督の名前を呼び間違えていたような(笑)
まあマイケルベイに長話されても、ということで問題なしです。


監督はそのマイケルベイ。「パールハーバー」「アルマゲドン」の方です。
主演はユアン・マクレガー+スカーレット・ヨハンセン
最近旬の売れっ子二人。
そのほか、ベイ監督作品でおなじみのスティーブ・ブシェミなどが助演。


ストーリーそのものは陳腐・・・というか、ありがちなSF設定。
上流階級の人々が病気・怪我をしたときの保障として育成されるクローン人間が
存在する社会。本来、意識のない状態で保存されるべきそれらクローンは、
政府を巻き込んだ大企業の手で、管理されたコミュニティで「飼われて」いる。
隔離された施設で楽園「アイランド」を夢見て暮らすクローンの中に、本来
持たない記憶や想像力を持つ個体が現れ、コミュニティを脱出して、現実社会へ
飛び出していく。
目的は、自己の生存。
コピー元の「自分」に逢う為に、クローン人間の二人は、未知の社会へと向かう。


そんなありがちなネタのこの作品を成り立たせているのは・・・「ありえねーっ!」
としかいいようのない展開。
主人公二人が行き当たりばったりで騒動を巻き起こすのですが、これが
笑っちゃうしかないくらい、迫力満点でいい加減でありえないアクションシーン。
「カンフーハッスル」とは別の意味で圧倒されます。


クチをあんぐり開けて画面を見ているうちに、気がつけば長めの上映時間も
あっという間。
あぁ、こういうのも映画、だよねえ・・・と笑っちゃうくらい。
「感動」はないけど、「圧倒」はあります。
ベイ監督お得意のスローモーション場面もラスト近くにありますが・・・感動・・・
しませんね、これがまた。
その辺も含めて、大作感があるような、ないような、妙な作品です。
未来の乗り物もたくさん出てくるので、その辺も楽しめるかも。
「マイノリティ・レポート」よりは好きなタイプです(IQ低いけど)。

主人公二人の追い詰め方も、自慢気にIT駆使した追跡手法を表現していますが、
その辺は「エネミー・オブ・アメリカ」あたりの方が秀逸。
狙いとは違うかもしれませんが、力抜けてて楽しい作品でした。