コンスタンティン | In Hamony Today サムイを夢見る日々

コンスタンティン

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コンスタンティン  (六本木ヒルズ 映画の日)


主演 キアヌ・リーブス(マトリックス) レイチェル・ワイズ(魅せられて、ハムナプトラ)

監督 フランシス・ローレンス(MTV監督出身、デビュー作)

かなり危険な匂い(駄作かも、という)を感じたため、映画の日の格安チケットにて鑑賞。
しかし、それは杞憂でした。
昔ながらのコミック、少年漫画、ジュブナイルなどの匂いを充満させた、懐かしい味のする
物語を、最新のスタイル(CG、音楽、アクション)で描いたこの作品。
決して刺激的ではないのですが、ドキドキワクワクしながら楽しめました。


物語的には目新しいものではありません。

神と悪魔が人間を善悪どちら側に導くかで両者が常に均衡している、という世界観。
基本ベースはあくまでもキリスト教のようです。

主人公のジョン・コンスタンティンは、ヘヴィスモーカーのエクソシスト。
生まれつき「人間以外のもの」が見える能力を持っており、それがために自殺を図ったのですが、地獄の恐ろしさを味わった上で生き返るという、稀有な体験をしている男です。
一度自殺を図ったため、死後の地獄行きはすでに決定しています(キリスト教では罪悪)。
そのため彼は、神から恩赦を受けるために悪魔祓いを生業とするのです。
しかし神からの赦しは得られず、凶悪な悪魔に追い回され、挙句の果てに余命1年を宣告されてしまう有様。


そんなあくまで利己的に生きるアンチヒーローが、自分と同じ苦しみを抱える双子に出会い、悪魔が人間界に入りこもうとする野望と戦い始める、という流れになっています。

キリスト教的な考え方が馴染まないとか分かりにくいなどの評判もあったようですが、ここに描かれているのは少年漫画やアニメでも描かれているレベルの教義ですので、特に予備知識も必要ありませんでした。
イメージとしては「デビルマン」やら「ウルフガイ」(特に後半の天使編)あたりに近い感じ。


アクションもスタイリッシュ、細かな小道具もクラシックなものから現代風のものまでさまざま。
妙なユーモアも散りばめられており、脇役もそれぞれ個性的であるため、娯楽作品として相当よく出来ているという印象です。

陳腐な物語でも、パッケージをモダンにして、ディティールに手を抜かなければ十分面白くなるという典型の作品です。