ミリオンダラー・ベイビー
クリント・イーストウッド監督最新作。
ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン。
アカデミー賞四部門受賞作品。
(作品、監督(イーストウッド)、主演女優(スワンク)、助演男優(フリーマン))
ボクシングを題材にしていますが、「ロッキー」とは180℃異なります。
(ロッキーを否定しているわけではありませんが)
あらすじ
舞台はロス。
フランキー(イーストウッド)はジムを経営する有能なトレーナー。
しかし過去の何らかの事件をトラウマとして持っているためか、マネージャーとしては保守的なため、
大切に育てた金の卵も、おいしい話を持ちかける他所のジムに引き抜かれてしまう有様。
そこに、社会の底辺で苦しみながらもボクシングに希望を持つ女性、マギーが入門。
当初は女性のコーチを拒否したフランキーも、マギーの意志や努力に、やがてトレーナーを引き受けることになる。
マギーはめきめき頭角を現し、とうとうラスベガスでのタイトルマッチに抜擢されるまでになった。
しかし、その試合で待ち受けていたのは、途方もなく過酷な運命だった・・・
淡々と描かれた前半、徐々に明らかに(しかしなかなか言葉では説明されない)フランキーやマギー、そしてスクラップ(フリーマン)、その他ジム生などの環境が、成功者ではないアメリカの現実を映しだしているようで、じわじわと染み入ってきます。
最後の数十分は極めて残酷です。
そして、残酷であるからこそ美しいのかもしれません。
それが善いことなのか、赦されないことなのか。
敗者、家族、生と死、愛情、いろいろなテーマが入っていて、個々人の色々な琴線にひっかかってくるかと思います。
ネタバレ箇所があるので、詳しくは書けませんが、とにかく必見です。
ボディブローのように、観終わった後も効いてくる、そういう作品です。
