セルラー | In Hamony Today サムイを夢見る日々

セルラー

セルラー CELLULAR

監督 デヴィッド・R・エリス(「デッド・コースター」)脚本クリス・モーガン(フォーン・ブース」)
主演 キム・ベイシンガー(「LAコンフィデンシャル」) クリス・エヴァンス
ウィリアム・H・メイシー(「ファーゴ」) ジェイソン・ステイサム(「トランスポーター」)など。

まさに「フォーン・ブース」+「デッド・コースター」の合体というか。携帯というアイテムを中心に息もつかせぬサスペンスフルな展開が連続するあたりは、何気に相当興奮できる映画。やや甘い描写も目立つが、詰めの甘さも含めて楽しく見れる。
「SAW」のように緊迫感だけではなく、笑いの場面も多く「緊張と緩和」の繰り返しを巧く使っているため、思いのほか感情を揺さぶられた。笑いの場面では失笑・苦笑も含めてクスリとさせ、サスペンス場面では徹底的に残酷に。音がリアルで飛び上がってしまう場面も数箇所あった。

ある日突然襲ってきた連中はメイドを殺し、高校の科学教師ジェシカを誘拐する。彼らの目的は夫。行方をくらました夫を捕らえるために、彼らは息子の誘拐をも企てる。監禁されたジェシカは、冷酷無比な連中がいずれ一家を皆殺しにすると悟り、逃れる方法を探しはじめる。

監禁部屋には破壊された室内電話のみ。
科学の知識を活用して、壊れた配線をつなげて電話をかけるジェシカ。かかった相手は、無責任な現代風の若者の携帯。助けを求める声を最初はイタズラだと思ったものの、携帯の向こうから聞こえてくる迫真の状況に、やがて彼は行動を起こし始める。

結末のどんでん返しは予想の範囲内(途中で思いついてしまった)だし、行き当たりばったりの展開をゆるいと感じることもあるかもしれない。が、それが放置されているのではなく、一応すべてが伏線になっており、着地点が用意されているため、観ていて非常に楽しいのもまた確か。90分強と比較的短い中に、ノンストップの展開が盛り込まれている。観終わった後の満足度は非常に高い。限定公開とのことで後々「隠れた佳作」としてレンタル人気が出そうな、そんな作品。オススメ。

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