夜の7時にホテルに現れたDさん。あいさつのチュっが、相変わらず口にかぎりなく近い。油断ならないおっさんである。
てっきり食事にでも行くのかと思いきや、車で向かったのは噴水公園。確かこれは、昼間おじさんが「とってもロマンチックな場所で、カップルがこぞってデートしている。」とか言ってた場所では。。。やっぱり油断ならない。でも、入ってみたら、家族連れでにぎわっていたところでちょっと安心。
幻想的にライトアップされた美しい噴水に癒される自分。傷ついた私の心を慰めるためにわざわざこの場所を彼は選んだんだろうか?前から一緒に仕事をしていて感じていたんだけど、Dさんはこういう心配りがさりげなくできる人。これで落とされた女性は数しれないだろうなあ。
公園の外には、モツの串焼き料理屋が店を広げている。このあたりの名物とのこと。食べたいかと聞かれる。屋台にモツ、、、一瞬躊躇したものの、せっかくだから、という気持ちの方が勝った。こういうところは、出張で来ていると絶対に来れないところ。地元の人でにぎわっているし、かつてインドネシアの地方都市の道端で食べたモツ煮こみに比べれば上等上等。と、心の中でいろいろ言い訳して食べてみることにした。
お味はうーん。というのも、またDさんが気を利かせてお店の人によく火を通すように頼んじゃったもんだから、肉が硬くって。でもいいんです。こういうのも旅の醍醐味。そして、食べ物より、それに伴う会話の方が重要なわけで。
どうでもいい世間話をした後、ホテルに車で送ってもらう。車の中で「Samuela, キミには特別な美しさがある。」とか言い出すDさん。あー、ラテンな男は困るよ。しかしうまい表現だなあ。どんなブサイクちゃんにも使えるフレーズ。そこは人妻の余裕を見せ、「あら、ありがとう。でも、特別ってどういうことかしら?」なんてかわしてみたりして。