父の葬儀の時に、意外な人から弔電を頂いた。
それは、私の故郷でDJやイベントの司会として活躍しているTさんからだった。
どうやら新聞広告で父の死を知り、送ってくださったようだ。
実は私が中高生の頃、Tさんのファンでよく彼女が司会をするイベントにいったり、DJをしているラジオ番組にリクエストはがきをまめに送っていたのだ。その番組の企画で、リスナーのお宅拝見というのがあり、うちの家に取材にきたことも。
そのTさんとなにかの集まりで一緒になったことを父から聞いていた。人のプロフィールを覚えるのが得意な父は、私が20年以上前に話したTさんの情報をしっかり覚えていて、それをネタに話をしたらしい。その時、Tさんは私のことを覚えていなかったみたいだったと聞き、20年前の一リスナーのことなんて覚えてないよな~、と思ったものだった。
その時が初対面でちょっと立ち話をしただけの父に弔電を送ってくださるなんて、父のことがよっぽど印象に残ったのだろうし、私のことを思い出してくれたのかもしれない(姉と二人で喪主と務めたのに、あて先が私になっていたので)。いろんなことが懐かしくなり、Tさんにお礼状を送った。
そうしたら返事をくださり、「お父さんは娘さんのことをうれしそうに話されていましたよ。自慢の娘さんだったようです。」と書かれてあった。「今度戻ってきたら是非会いましょう。」、とも。ひょんなことで復活した昔の出会い。別れがあったら出会いがある。これは父のしわざかも。