昨年のGW、姉の家に来た母が、もう最後かもしれないから、といって「アジの南蛮漬け」を作ってくれた。忙しいため手間のかかる料理をしない母の心のこもった料理だった。


昨年の夏、もはやだめかも、、、という状態になりながら奇跡的に回復。退院したときに、よろよろしながらマツタケご飯と糸ウリのなますを作ってくれた。今年、墓参りの途中、糸ウリを八百屋で見つけ購入。同じなますを作った。でも、家族は誰もこのなますに特別な想いは持っていないようだった。私一人ががつがつ食べた。


そして、亡くなる数日前。食べ物を受け付けられなくなった母にスープを作った。大豆、セロリ、たまねぎ、鶏肉が入った具沢山のスープ。それまで何を食べても吐いていたのに、このスープは全部美味しいといって食べてくれた。

私はこのスープをいまだに作れない。