ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』@なんばパークスシネマ 2024年7月5日(金) トーク付上映 感想・レビュー・評価 ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』トーク付上映@なんばパークスシネマ 2024年7月5日(金) ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』トーク付上映@なんばパークスシネマ

 

7/5(金)は大阪・なんばパークスシネマへ『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』を観に行きました。この日劇場公開された、ビートルズが世界的に有名になる前の活動初期のドキュメンタリー映画でした。私的にビートルズ関連の映画をよく見ており、最近では1966年の来日やジョン・レノン個人に関するドキュメンタリーに続く鑑賞でした。

なんばパークスシネマへは5か月ぶりに来ました。複合商業施設なんばパークス8階にある大阪市内第2位の規模の11スクリーンからなるシネマコンプレックスでした。封切日の昼夜2回上映のうち、昼の本作字幕監修者が登壇するアフタートーク付き上映を観ました。

なんばパークスの8階までエレベーターで上がり、前売りの全国共通特別鑑賞券を座席指定券に引き換え。定刻の10分前から入場が案内され、111席のシアター9へ。座席に着き、定刻から14分間、予告編やCM、マナーなどの注意事項の後、上映開始。
内容は、当時のテレビ番組やライブでのパフォーマンス映像を挟みながら、ビートルズがリヴァプールから世界に羽ばたいていくまでの軌跡を当時の関係者の証言をもとに辿るものでした。初代マネージャーのアラン・ウィリアムズや元メンバーのピート・ベスト、ツアーマネージャーのトニー・ブラムウェル、初期のレコーディング・エンジニアのノーマン・スミスらが当時のことについて熱く語りました。下積み時代のビートルズについて、今までにも雑誌やラジオなどで聞きかじってはいましたが、当事者の語る話は具体的で説得力がありました。エンドロールまで入れて1時間12分のドキュメンタリーでしたが、あっという間に感じられました。

上映終了後は1分間の舞台転換を挟んで、約30分間のアフタートークへ。元宝塚出身の女優 汐月しゅうの司会で、本作の字幕監修を手掛けたビートルズ研究家の藤本国彦氏が登壇。劇場公開するにあたり、公開直前トークセッションをしたことや字幕監修で心掛けたこと、映画に登場する証言者に直接インタビューをしたこと、映画の内容や補足説明など、後半来場者からの質問への回答を交えて話をされました。この後も梅田で登壇する予定とのことでした。

関係者の証言を通して、世界的名声を得る前の初期のビートルズについての知識を深めることができた、非常に有意義なドキュメンタリーでした。

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ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ
劇場公開日:2024年7月5日

【作品データ】
2008年製作/72分/イギリス
原題:The Beatles: Up Close and Personal
配給:NEGA

【スタッフ】
監督:ボブ・カラザーズ
製作:ボブ・カラザーズ
脚本:ボブ・カラザーズ

【キャスト】
アラン・ウィリアムズ
ピート・ベスト
アンディ・ホワイト
トニー・ブラムウェル
ノーマン・スミス
トニー・バーロウ
アラン・クレイソン

 

 

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