ミュージカル『ボディガード』@大阪・梅田芸術劇場メインホール 6日目(MayJ. アフタートーク付) 2024年4月5日(金) ミュージカル『ボディガード』@大阪・梅田芸術劇場メインホール (MayJ. アフタートーク付) 2024年4月5日(金) ミュージカル『ボディガード』@大阪・梅田芸術劇場メインホール (MayJ. アフタートーク付)

 

4/5(金)は大阪・梅田芸術劇場メインホールへミュージカル『ボディガード』を観に行きました。2020年の初演がコロナ禍で中断され、2022年に再演されたホイットニー・ヒューストンの映画『ボディガード』を元にしたミュージカルの日本キャスト版の再々演の東京、山形に続いて行われる最終地大阪公演の6日目でした。
相手役フランク・ファーマー役は大谷亮平で、主役レイチェルは新妻聖子とMay J.のダブルキャスト、その息子フレッチャーは子役のトリプルキャスト。今回、2022年版から参加したMay J.が主役レイチェルを演じるアフタートーク付の公演を見ました。
私的にこのミュージカルは前回のMay J.の初演だった大阪公演以来の観覧でした。

会場の梅田芸術劇場へは、前回公演以来2年ぶりに来ました。阪急大阪梅田駅の茶屋町口から徒歩3分の場所にある演劇から音楽会まで行われる2つのホールを持つ劇場でした。公演は前回同様、大きい方のキャパ1,905席のメインホールで行われました。

正午ごろに会場に到着。入口の列に並び、開場。階段を上がりチケットもぎりの後にエスカレーターで客席のあるフロアのロビーへ。私の席は3階席の1列目でした。平日の昼だからか客の入りは8割くらいでした。開演前には、撮影や飲食禁止などの注意事項の場内アナウンスが流れました。

定刻13時を過ぎて客電が落ち、ミュージカルがスタート。1幕と2幕が65分ずつ、真ん中に25分間の休憩を挟んだ二部構成で行われました。音楽は全編ホイットニー・ヒューストンのナンバー。前回と同様、サビ以外の歌詞は訳詞で、日本語で歌われました。

主役の歌手レイチェル役のMay J.は劇中のライブのシーンではハンドマイクを持ってアンサンブルのダンサーとともにステージ上をアクティブにダンスしながら歌いました。シーンごとに様々に衣装を変えながら、ステージを繰り広げました。ソロ歌唱ではバラードをスポットライトの下で伸びやかに歌い上げました。ピアノ弾き語りも聴かせました。綺麗な歌声が会場に響き渡りました。歌い終えるごとに観客から拍手が送られました。
前回は原田真絢が急遽代役を務めた姉のニッキー役は今回AKANE LIVが務め、May J.とともに歌ったほかソロでも歌い、伸びやかな歌声を聴かせました。

クライマックスにはMay J.がバラードを、衣装替えを挟んで、スポットライトを浴びながら歌い上げました。
バンドはオーケストラピットには姿が見えず、1幕から2幕の途中までは演奏している音だけが聞こえていましたが、終盤はステージ後方から姿を現して、劇中で繰り広げられる大舞台でのショーを盛り上げました。ダンスナンバーを歌うなかキャストが勢ぞろいし大団円を迎えました。

すべての演技を終えると、観客の拍手のなか出演者全員でカーテンコールに応え、主役のMay J.が挨拶し、ショーを締め括りました。

2分くらいして再び幕が上がり、約20分のアフタートークへ。 ステージ上には3つ椅子が並べられ、上手側にフランク・ファーマー役の大谷亮平、中央にレイチェル・マロン役のMay J.が座り、そして司会を務めるサイ・スペクター役の水田航生が下手側に座りました。

まず司会の水田航生が"東京、山形と廻ってきた公演も大阪で最終地を迎える"と前振り。May J.はこの日が前楽だが、本人は"この日が千秋楽で次がアンコールのつもりで演じた"と語り、観客から拍手が送られました。大谷亮平と水田航生は大阪出身とのことで大阪弁を交えて話そうということになりました。大谷亮平とMay J.は差し入れでイカ焼きやタコ焼きを食べたそう。May J.は好きな大阪の食べ物は焼き肉と語りました。
大阪公演の思い出は?との質問に、大谷亮平は"2020年の初演の最初が大阪で、劇場のレトロなところが印象的だった"とのこと。May J.は"最初に参加した2022年の初日が大阪だった"とのことで、その時の"リハもこの劇場で行ったのでホームに帰ってきた感じ"と語りました。
好きなシーンや見どころは?との質問に、大谷亮平は"始終難しい顔をしていないといけないがカラオケのシーンだけは顔がゆるんだ"とのこと。わざと音程を外すのだが,"本当にいっぱいいっぱいで歌っているように見られる"とのこと。May J.は"赤い衣装でハッピーに踊るシーンが好き"とのことで、"年がら年中レイチェルを演じていたい"と語りました。
最後に観客へのメッセージとして、大谷亮平は"梅田のグランフロントとかを歩いているのを見かけたらフランクと声をかけて"と言い、May J.は"歌手では経験できないことがミュージカルで経験できたので今後の歌手活動に活かしていきたい。大阪で見かけたらレイチェルと呼んでね"と語り、"明日はアンコールのつもりで演じる"と意気込みを語りました。

歌とダンスそして演技を繰り広げて観客を魅了し、アフタートークでも楽しませてくれた計3時間の公演で、存分に堪能しました。

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ミュージカル『ボディガード』
2024.4.5(Fri) 13:00
@大阪・梅田芸術劇場メインホール

【スタッフ】
原作:ローレンス・カスダン作 ワーナー・ブラザース映画「ボディガード」
脚本:アレクサンダー・ディネラリス
訳詞:森雪之丞
翻訳:阿部のぞみ
編曲:クリス・イーガン
演出・振付:ジョシュア・ベルガッセ
ミュージカルスーパーバイザー
ヴォーカルアレンジメント:リチャード・ビードル
音楽監督:小澤時史

【キャスト】
May J. レイチェル・マロン(ダブルキャスト)
大谷亮平 フランク・ファーマー
AKANE LIV ニッキー・マロン
水田航生 サイ・スペクター
加藤潤一 トニー・シベリ
大久保祥太郎 ストーカー
内場勝則 ビル・デヴァニー
野林万稔 フレッチャー(トリプルキャスト)

青山航士, 飯田一徳, 岡田治己, 加藤翔多郎, 鹿糠友和, 熊澤沙穂, 後藤裕磨, 斎藤葉月, 杉浦小百合, 杉山諒二, 橋本由希子, 深瀬友梨, Micco, 吉元美里衣

スウィング:新井健太,江崎里紗

【オーケストラ】
Guitars:福田真一朗, 成尾憲治
Drums:宮本"ブータン"知聡
Bass, 2 Keyboards, Trumpet, Sax

【劇中歌】
=ACT1=
夜の女王 / Queen of the Night (レイチェル・マロンとアンサンブル)
恋は手さぐり / How Will I Know (レイチェル・マロン、フレッチャー・マロンとアンサンブル)
グレイテスト・ラヴ / Greatest Love of All (レイチェル・マロン)
愛はあなたのもの / Saving All My Love for You (ニッキー・マロン)
メドレー:100万ドルの恋/Million Dollar Bill~すてきな Somebody/I Wanna Dance with Somebody ~ソー・エモーショナル/So Emotional (レイチェル・マロン、DJとアンサンブル)
ラン・トゥ・ユー / Run To You (レイチェル・マロンとニッキー・マロン)
壊れたハート / Where Do Broken Hearts Go (カラオケの女の子)
オールウェイズ・ラヴ・ユー / I Will Always Love You -Dolly Parton Version (フランク・ファーマー)
アイ・ハヴ・ナッシング / I Have Nothing (レイチェル・マロンとニッキー・マロン)

=ACT2=
この愛にかけて / All the Man That I Need (レイチェル・マロンとアンサンブル)
アイム・エヴリ・ウーマン / I'm Every Woman (レイチェル・マロンとアンサンブル)
突然... / All At Once (ニッキー・マロン)
主は我を愛し給う / Jesus Loves Me (ニッキー・マロン、フレッチャー・マロン、レイチェル・マロン)
主は我を愛し給う / Jesus Loves Me Reprise (アンサンブル)
ワン・モーメント・イン・タイム / One Moment in Time (レイチェル・マロン)
オールウェイズ・ラヴ・ユー / I Will Always Love You -Whitney Houston Version (レイチェル・マロン)
すてきな Somebody / I Wanna Dance with Somebody (全員)

 

 

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