土井隆雄・中川翔子・JAXA・ヤクルト本社・朝日新聞社・田村あゆち 朝日宇宙フォーラム2024@大阪・ハービスホール 2024年1月22日(月) 朝日宇宙フォーラム2024「宇宙空間においての心の健康・体の健康」@大阪・ハービスホール 2024年1月22日(月) 朝日宇宙フォーラム2024「宇宙空間においての心の健康・体の健康」@大阪・ハービスホール

 

1/22(月)は大阪・ハービスホールで行われた朝日宇宙フォーラム2024に行きました。朝日新聞社主催で2018年頃から毎年行われている日本の有人宇宙探査の未来を考えるフォーラムでした。例年東京で行われてきましたが、今年は「宇宙空間においての心の健康・体の健康」というテーマで、今回初めて大阪で開催されました。聴講は事前の応募当選制で、会場での参加のほかオンライン配信も行われました。

会場のハービスホールは大阪梅田駅から地下道直結のハービスOSAKA西棟のホテルザ・リッツ・カールトン大阪の地下1~2階にあるセミナーや展示会、パーティーなどのイベントが開催できる多目的ホールでした。東隣にあるハービスENTには何度も来たことがありますが、西棟のハービスホールに入るのは初めてでした。

夕方梅田駅から地下道を歩いて、入口前から伸びる列に並びました。開場予定時刻17時半の10分前に開場。受付で招待状を渡して資料の入った封筒とヤクルトを受け取り、ホール内へ入場。場内には600席びっしりと椅子が並べられ、左右上方にはスクリーンが掲げられ、前方のステージ中央には演台、下手に司会台が置かれていました。私は前の方の下手側中央寄りの演台に近い席を確保。開演時刻が近づくと、子どもから年配の方まで幅広い客層の人々で埋め尽くされました。

定刻18時に総合司会の田村あゆち氏が登場し、フォーラムがスタート。まず基調講演が行われ、宇宙飛行士で京都大学特定教授の土井隆雄氏が宇宙飛行士の仕事服姿で登壇。「有人宇宙活動は何を目指すのか」という題目で講演。有人宇宙活動の歴史や有人宇宙学とその研究センターについて30分ほど講演されました。

次に企業セッションが「民間企業とJAXAの共同研究の最前線」という題目で行われ、JAXAの白川正輝 きぼう利用センター長、ヤクルトの酒井隆史 主任研究員が仕事服で登壇。司会の田村あゆち氏とともにパネリストのテーブルと椅子がステージ上に並べられ、34分間、国際宇宙ステーション(ISS)にある日本の宇宙実験棟「きぼう(KIBO)」利用センターやJAXAとヤクルトの共同宇宙研究について紹介されました。

10分間の休憩を挟んで、後半はパネルディスカッション。朝日新聞の玉木祥子氏がコーディネーターを務め、パネリストとして土井隆雄氏とJAXAフライトサージャンの樋口勝嗣医師、宇宙大好きタレントの中川翔子が登壇。樋口勝嗣医師は黒のスーツに宇宙飛行士の柄のネクタイをし、中川翔子は上がブルーでスカート部分が白地に土星と火星がプリントされたドレスを着ていました。53分間、月面探査の最新情報や、宇宙での体験、宇宙医学について討論され、最後にQ&Aとして事前に募った宇宙に関する質問に答えました。観客は話にじっと聴き入り、各セッションを終えると登壇者に満席の聴衆から盛大な拍手が送られました。

このフォーラムの内容は2月下旬の朝日新聞朝刊に掲載予定とのことです。

2時間11分、各登壇者が宇宙について熱く語った公開討論会で、たいへん興味深い話が聞けて盛況でした。

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朝日宇宙フォーラム2024「宇宙空間においての心の健康・体の健康」
2024.1.22(月)
@大阪・ハービスホール

【出演】
総合司会兼企業セッション司会:田村あゆち(アナウンサー)
コーディネーター:玉木祥子(朝日新聞科学みらい部)
登壇者:
土井隆雄(宇宙飛行士・京都大学特定教授)
中川翔子(歌手・タレント)
白川正輝(JAXA 有人宇宙技術部門きぼう利用センター長)
酒井隆史(株式会社ヤクルト本社 中央研究所 研究管理センター 主任研究員)
樋口勝嗣(JAXAフライトサージャン・宇宙飛行士専属医師)

【プログラム】
司会:田村あゆち
基調講演:土井隆雄「有人宇宙活動は何を目指すのか」
企業セッション「民間企業とJAXAの共同研究の最前線」:白川正輝、酒井隆史
パネルディスカッション:土井隆雄、中川翔子、樋口勝嗣、玉木 祥子

 

 

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