ライブ・イン・ザ・ダーク・ウィズ 矢井田瞳@バンドー神戸青少年科学館ドームシアター 2023年11月10日(金) LIVE in the DARK tour w/矢井田瞳@バンドー神戸青少年科学館ドームシアター 2023年11月10日(金)  LIVE in the DARK tour w/矢井田瞳@バンドー神戸青少年科学館ドームシアター

 

11/10(金)はバンドー神戸青少年科学館ドームシアターへLIVE in the DARK tour w/矢井田瞳を観に行きました。コニカミノルタプラネタリウムが主催する音楽ライブ『LIVE in the DARK』の、矢井田瞳を迎えて東京と神戸で各2公演行われた神戸公演の1公演目でした。矢井田瞳がプラネタリウムでライブを行うのはキャリア初とのこと。
私的に矢井田瞳のライブは今年7月のアコースティックツアーの大阪公演に続く観覧でした。
『LIVE in the DARK』は音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメントで、東京スカイツリータウンのコニカミノルタプラネタリウム"天空"と神戸または福岡のプラネタリウムで様々なアーティストを迎えて行われているようでした。

会場のバンドー神戸青少年科学館へは初めて来ました。神戸ポートアイランドにある、ポートライナー南公園駅から徒歩3分の科学館でした。プラネタリウムが本館の入口入ってすぐ左手にドームシアター内にありました。

昼間の雨も夕方には小雨となり、会場に着いたころにはすっかり日が暮れていました。ロビーに入り長椅子に座って開場を待ちました。開場30分前からは物販が行われ、多くのファンが列をなしました。
19時に開場し、プラネタリウムのあるドームシアター内へ。ドーム状の天井に『LIVE in the DARK』のロゴが浮かぶ夕焼け空が映し出され、それ以外に照明がないためか少し薄暗かったです。開演前に電子機器の電源を切ることや飲食禁止などの注意事項のほか、リクライニングを倒しての鑑賞を推奨するアナウンスがありました。翌日の土曜昼のチケットはSOLD OUTだそうですが、この日は平日のためか、下手側後方に若干空席が見られました。

定刻19時半を1分すぎて矢井田瞳とサポートメンバーが後方から登場し、前方のステージへ。夏のツアーと同じPianoとHarmonicaとのトリオ編成でHarmonicaは倉井夏樹でしたが、Pianoを松本径が務めました。様々な空を映し出すプラネタリウムのドーム状の天井の下、楽曲はスローまたはミディアムテンポのナンバーを演奏。1曲目は「ビルを見下ろす屋上で」。PianoとHarmonicaとともにヤイコはスタンドマイクで歌いました。キラキラしたPianoの音と幻想的な響きのHarmonicaとBar Chimeの音色、エコーのかかったヤイコの伸びやかな歌声が会場に響き渡りました。2曲目は「見えない光」。日が暮れてきて暗闇に星が瞬く空の下、ヤイコはアコギをかき鳴らしながら歌いました。観客はリクライニングチェアにゆったりと座り、天井に映る空を眺めながら歌と演奏に聴き入りました。

曲間のトークでヤイコは、来場者へ感謝を伝え、"星空を見て何を思い出しますか? 私は初恋を思い出します"と語りかけました。

そして「初恋」をアコギを弾きながら歌い、Harmonicaの甘い調べが彩りを添えました。アコギを置き、PianoとHarmonicaの伴奏で恋する想いを書いた「Over The Distance」を伸びやかに歌いました。
効果音を挟んで、恋や人生についての詩を朗読しました。そして空が白けて立ち込めた雲がはけて大きな月がでるなか、曲は「MOON」。ヤイコはアコギを弾きながら歌い、情趣溢れるハーモニカソロを交えて聴かせました。
「オールライト」をゆったりとしたリズムでかろやかに歌いました。
光の筋が飛び交うなか、娘との日常を書いた「駒沢公園」をアコギを弾きながら伸びやかに歌い上げました。

このツアーのために「星空のクリスマス(仮)」という新曲を書いたと紹介をし、オリオン座の話をしてから演奏。空に星座を映し出す下で、アコギを弾きながらエレピの伴奏とともに歌いました。続けてクリスマスソングの「恋バス」。東京タワーが映る交差点の空から雪が降ってきて、曲が進むとまるでバスに乗って走っているように街の光が流れる映像のなか、倉井夏樹がHarmonica用のマイクを胸にぶつけて出すミディアムテンポのビート音とともに歌いました。
Harmonicaのイントロから始まる演奏で「モノクロレター」。印象的なHarmonicaソロを交えて伸びやかに歌いました。

"どうもありがとう。暗闇の中でみんなの笑顔も見れてよかった"と語り、最後の曲はテレビ朝日系木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』主題歌の新曲「アイノロイ」。ハンドマイクを手にPianoとともにサビ始まりで歌い出し、ハーモニカソロを交えてリズミカルに歌い、観客は手拍子をして盛り上がりました。

歌い終えると、"素敵な時間をありがとう"と感謝の言葉を伝え、メンバーを紹介し、観客に手を振ってステージを後にしました。観客の万雷の拍手のなか、男声の終演のアナウンスで1時間4分のライブが終了しました。

様々に変化する星空の映像とそれにマッチした歌と演奏を聴かせてくれた幻想的な雰囲気のライブで、存分に堪能しました。

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LIVE in the DARK tour w/矢井田瞳
2023.11.10(Fri)
@バンドー神戸青少年科学館ドームシアター

【出演】
矢井田瞳 Vocal & Acoustic guitar
松本径 Piano
倉井夏樹 Harmonica, Bar Chimes

【セットリスト】
ビルを見下ろす屋上で
見えない光
初恋
Over The Distance
MOON
オールライト
駒沢公園
星空のクリスマス(仮)
恋バス
モノクロレター
アイノロイ

 

 

〖物販リンク〗

 ▽矢井田瞳 デジタルシングル(2023/10/19リリース)