10/8(日)は奈良・東大寺ヘMISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023を観に行きました。東大寺初代別当、良弁(ろうべん)僧正の没後1250年の法要の慶讃行事として土日に行われた、MISIAの多様性と平和への取り組みPEACEFUL PARKによるライブの二日目でした。
私的にMISIAのライブは今年1月の25周年ツアー大阪公演以来の観覧でした。
東大寺ヘは小学校の遠足以来に来ました。近鉄奈良駅から東へ徒歩20分の鹿で有名な奈良公園の北にある奈良時代に創建された寺院でした。ライブは大仏殿前庭の野外特設会場で行われました。
小雨が降るなか17時ごろ東大寺へ到着。その日のライブのチケットを見せると追加の拝観料なしに17時半まで大仏殿内を見学することができました。一旦大仏殿を出て中央入口にできた待機列に並んで、入口でチケットのチェックをしてRockon Social Clubのフライヤーと電池式キャンドルを受け取って入場。大仏殿の建物壁側にステージが設けられ、前庭にはパイプいすがA～Eブロックまで並べられており、私の席はAブロックのステージに近い上手側の席でした。場内は傘の使用は禁止のため観客はレインコートを着て席に座りました。場内には映像収録用のカメラも入っていました。
開演を待つ間、左右の巨大スクリーンとステージ左右のモニターにEXITや村上ショージらが"人はいろいろ～"とPEACEFUL PARKのテーマの歌詞を歌うVideoが映されていました。ライブ前には雨は弱くなり、気にならなくなるほどでした。
定刻19時を2分すぎて客電が落ち、スクリーンとモニターに地元奈良出身のコメディアン明石家さんまのビデオメッセージが映されました。近隣の小学校に通っていたそうで、東大寺は初デート初キスをした思い出の場所だと語りました。
赤いロングコートのMISIAがRockon Social ClubのメンバーでもあるNARITA THOMAS SIMPSONの成田昭次と寺岡呼人とともに登場。大仏殿のほうに向かって合掌しました。そして青山英樹のDrumsとMISIAのサポートメンバーの演奏で、1曲目は「傷だらけの王者」。力強い歌と演奏に、観客は立ち上がってキャンドルを持った手を振り上げて盛り上がりました。
MISIAが一旦ステージを下がり、寺岡呼人がBassをアコギに持ち替えて、ここから2曲はNARITA THOMAS SIMPSONのステージ。"人はいろいろ"というPEACEFUL PARKのテーマの曲「いろいろのうた」を寺岡呼人がリードVocalでアコギを弾きながら、Guitarの成田昭次とともに歌いました。次に成田昭次のリードVocalで寺岡呼人とともにRockon Social Clubの曲「遥か未来の君へ」を歌いました。ここから観客は着席して歌と演奏に聴き入りました。
NARITA THOMAS SIMPSONのメンバーが下がり、DrumsがTOMOこと菅野知明に交代し、次のゲストは元ちとせ。茶色のロングの衣装に黒のストールで登場。デビュー曲で代表曲の「ワダツミの木」を民謡のような節回しでレゲエ調のリズムにのって歌いました。次にMISIAが濃いエンジの衣装で登場。元ちとせの曲「腰まで泥まみれ～Waist Deep In The Big Muddy～」を1番を元ちとせ、2番をMISIAという風に交互に歌ってデュエットしました。観客はリズムに合わせて手拍子しました。
MISIAがステージを下がり、3人目のゲストはUA。2日目だけの出演でした。UAは白いロングコートで登場。スローナンバー「Moor」をエレピによる演奏とともにファルセットを交えた浮遊感のある歌声で伸びやかに歌いました。2曲目はMISIAが登場してデュエット。坂本龍一作曲、UA作詞による神山まるごと高専の校歌「KAMIYAMA」。Pianoの伴奏で、UAのソフトで伸びやかな歌声にMISIAがChorusをして聴かせました。
ここからはMISIAのソロコーナー。曲間のトークで、"大仏の前で歌の奉納をすることができた。多様で持続可能な世界へのPEACEFUL PARKのメッセージをみなさんに届けたい"と語りました。
PEACEFUL PARKのテーマ「いろいろのうた」をゴスペル風に歌いました。観客は再び立ち上がってキャンドルを持った手を広げました。次に同じくゴスペル調の「Higher Love」を強いファルセットを交えたハイノートで歌い上げました。バラードとなり、Pianoのイントロで始まり途中からリズムが加わるなか「希望のうた」を歌い上げました。ここから観客は再び着席してキャンドルを上に掲げながら聴き入りました。
曲間のトークでMISIAは、"大仏の前で最初に歌ったのはコロナ禍の2020年7月(TBSの『音楽の日』)で、街には誰もいなかった。今回みんなの前で歌を奉納することができてうれしい"と語りました。
そして"鎮魂の想いを込めて"と言って「逢いたくていま」を強く歌い上げ、後半Trumpetの調べとともに聴かせました。Piano伴奏で、後半リズムが加わるなか「明日へ」を伸びやかに歌い、Endingではマイクを離しても聞こえるくらいの大きな声のロングトーンで歌いました。アコギとPianoの伴奏から「愛をありがとう」をソフトな声でしなやかに歌い上げました。
雨が再び降った時間帯もありましたが、それほど強くならずに済みました。
最後のゲストは奈良出身の堂本剛のソロプロジェクト.ENDRECHERI.。白地に紺の流線柄の入ったロングコートで登場。堂本剛名義の2002年のソロ曲でバラードの「街」をMISIAが後方のスタンドマイクでChorusするなか歌いました。次にMISIAがハンドマイクに戻して、堂本剛がMISIAに提供した曲「あなたとアナタfeat.堂本剛」を2人でデュエットしました。.ENDRECHERI.の昨年デジタルリリースした「LOVE VS. LOVE」を英語詞に日本語を交えてデュエット。Piano伴奏から始まり、バンドのファンクグルーブによる演奏にのせて歌いました。
.ENDRECHERI.こと堂本剛がステージを下がり、再びMISIAのソロとなり、「アイノカタチ」。Pianoのイントロで始まり途中からバンドが加わるなか歌い、観客はキャンドルを持った手を左右に振って会場が一体となりました。Organのイントロから最後の曲は「あなたにスマイル:)」。ゴスペル風のナンバーをMISIAはステージを端から端まで歩きながら歌い、観客は三たび立ち上がってキャンドルを持った手を広げました。途中でMISIAはメンバー紹介とゲストを紹介し、後半はゲスト含めた全員で歌い、会場が一体となって盛り上がりました。
歌い終えると、MISIAの"PEACEFUL"の掛け声に観客が"PARK"と返し、"世界が平和でありますように"と言って大仏に向かって合掌をし、2日間のライブを締めくくりました。
荘厳な雰囲気のなか2時間10分、ゲストを交えて歌と演奏を聴かせてくれたライブで、存分に堪能しました。
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東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶讃
MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023 Day2
2023.10.8(Sun)
＠東大寺 大仏殿前庭 野外特設会場
出演：MISIA
スペシャルゲスト：.ENDRECHERI.、NARITA THOMAS SIMPSON、元ちとせ、UA(10/8のみ)
【バンドメンバー】
大林武司 Keyboard, Bandmaster
種子田健 Bass
吉田サトシ Guiatr
菅野知明 Drums
渡辺磨裕美 Female Chorus
村田千紘 Trumpet
陸悠 Alto sax
池本茂貴 Trombone
曽我部泰紀 Tenor sax
NARITA THOMAS SIMPSON：成田昭次(Vocal,Guitar); 寺岡呼人(Vocal,Bass/Acoustic guitar); 青山英樹(Drums)
【セットリスト】
傷だらけの王者 (MISIA & NARITA THOMAS SIMPSON)
いろいろのうた (NARITA THOMAS SIMPSON)
遥か未来の君へ (NARITA THOMAS SIMPSON)
ワダツミの木 (元ちとせ)
腰まで泥まみれ～Waist Deep In The Big Muddy～ (元ちとせ&MISIA)
Moor (UA)
KAMIYAMA (UA & MISIA)
いろいろのうた (MISIA)
Higher Love (MISIA)
希望のうた (MISIA)
逢いたくていま (MISIA)
明日へ (MISIA)
愛をありがとう (MISIA)
街 (.ENDRECHERI.)
あなたとアナタfeat.堂本剛 (.ENDRECHERI. & MISIA)
LOVE VS. LOVE (.ENDRECHERI. & MISIA)
アイノカタチ (MISIA)
あなたにスマイル:) (MISIA & All guest)
〖物販リンク〗
▽MISIA&Rockon Social Club 配信限定シングル(2023/9/1リリース)
▽MISIA 配信限定シングル(2023/9/1リリース)