ACOUSTIC FESTIVAL KOBE 2023 アコフェス 神戸 2023年4月15日(土) @神戸三宮・元町エリア Lay/近藤夏子/クレナズム/オレペコ/矢井田瞳 アコースティックフェスティバルKOBE 2023@神戸三宮・元町エリア 2023年4月15日(土) Kiss FM KOBE主催「アコースティックフェスティバル」ACOUSTIC FESTIVAL KOBE 2023@神戸三宮・元町エリア

 

4/15(土)はKiss FM KOBE主催「アコースティックフェスティバル」を観に行きました。2014年より毎年4月に開催されている神戸三宮・元町エリアの音楽会場をめぐるライブサーキットイベントでした。

【観覧アーティスト】
Lay、近藤夏子、クレナズム萌映、orange pekoe、矢井田瞳

9会場のうち4会場をまわり、5組のアーティストを観ました。今までライブイベントやワンマンを観たことのあるアーティスト達でしたが、クレナズムの萌映は2021年1月に配信ライブを観たのみでライブ会場で観るのは初めてでした。

神戸三宮には半年ぶりに来ました。この日は朝から雨が降っていて、昼前に着いたときは小雨になっていました。阪急神戸三宮駅の北側出口を出たところにあるサンキタ広場で12時から15分間、Layの公開インタビューを観ました。Layは地元兵庫県在住の中学3年になったばっかりの14歳の女声シンガーソングライター。赤いジャケットに黒のワイドパンツで登場。Kiss FM KOBEのサウンドクルーのターザン山下がインタビュアーを務めました。「サンデリア」が3月のホットトラックスになっており、全編英語versionの1st EP『I'm Believin'』が今週4/12(水)にリリースされたばかりとのことです。収録されたインタビューの模様は4/16(日)18時からKiss FM KOBEで放送されるとのことです。

クラブ月世界へ移動し、12時半から近藤夏子のライブを観ました。近藤夏子は2010年にデビューの女声シンガーソングライター、ラジオパーソナリティ。デビューした頃に何度かライブに行っていて私的に10年ぶりに観ました。定刻ちょうどにラジオのジングルが鳴り、女声アナウンスでアーティスト名が紹介されて登場。各アーティストは約30分ずつアコースティックスタイルのライブを行いました。近藤夏子の衣装は水色のジャケットに白のブラウス、黒のワイドパンツでした。ライブはKeyboardの弾き語り。Kiss FM KOBEの金曜朝の番組でサウンドクルーを務めているとのことで、「白馬の王子様」などのライブ定番曲を声量豊かに歌ったほか、前日の番組の"育ってきた環境が違うから…"というトークの流れから山崎まさよしの「セロリ」を歌いました。4か月連続配信リリース中とのことで、3月リリースの「アカイイト」と今月4/18㈫リリース予定の「ばぁばぁちゃん」を披露しました。最後はライブの定番曲に戻り、「笑ってこぉ」をリズミカルに歌い、観客はリズムに合わせて手拍子をして盛り上がりました。

同会場で13:50からLayのライブを観ました。Layは白のジャケットに黒のロングスカートの衣装で登場。ライブは全曲英語versionのアコギ弾き語り。スタンドマイクの前に立ち、小気味よくアコギをかき鳴らしながら「サンデリア」を流暢な英語で歌いました。アコフェスへの出演は初めてとのこと。「Wanna be Breakin'」の弾き語りversionも披露されました。"矢井田瞳の「Everybody needs smile」にChorus参加したことがきっかけでここに立てている"と語り、ヤイコの「I’m here saying nothing」を英語versionで歌いました。最近大好きなSabrina Carpenterの「Sue Me」を声量豊かな流暢な英語で歌いました。アップテンポナンバー「TICK! TICK! TICK!」を歌い、観客は手拍子をして盛り上がりました。最後の曲は1st EPのタイトル曲「I'm Believin'」。スローなアルペジオで弾き始めてストロークに変え、ミディアムテンポのブルージーな演奏で聴かせました。

会場をトアロードの東亜ホールに移し、15:50からクレナズム萌映のライブを観ました。福岡の2018年結成の男女4人組バンドのクレナズムの紅一点、Vocal&Guitarの萌映(もえ)のソロステージでした。萌映は薄茶の長袖に黒のジャンパースカートの衣装で登場。ライブはクレナズムの曲のアコギの弾き語り。椅子に腰かけながら、落ち着いたブレッシーな声で歌いました。「ひとり残らず睨みつけて」をアコギをかき鳴らしながら豊かな声量で歌いました。スローナンバー「あの人の好きな音楽を聴いた」をソフトな声で歌いました。「エピローグまで」、「さよならを言えたかな」をソフトに歌い始めて、ハイノートのサビを伸びやかに歌いました。クレナズムでのワンマンツアー初日を5/20(土)の大阪シャングリラで行うことが告知されました。最後に「花弁」をアコギをかき鳴らしながら伸びやかに歌いました。

会場をトアロードの北に300m歩いた旧神戸市立北野小学校の校舎の北野工房のまちへ移動し、17:10からorange pekoe(オレンジ・ペコー)を観ました。2001年にデビューした神戸市出身のVocalナガシマトモコと宝塚市出身のGuitar藤本一馬のユニット。私的に2000年代以来10数年ぶりに観ました。現在はお互いソロとしても活動しているとのこと。ナガシマトモコは茶色のドレス、藤本一馬は黒の上下で登場。曲は「太陽のかけら」から。藤本一馬のガットGuitarの伴奏で、ナガシマトモコはハンドマイクを手にボトムのしっかりとしたマチュアーな声で歌いました。旧小学校の3階の講堂に歌声が響き渡りました。観客はリズムに合わせて手拍子しました。藤本一馬のGuitarソロやナガシマトモコのスキャットとロングノートのソロを聴かせ、観客から拍手が沸き起こりました。次に「Honeysuckle」をボッサ風のGuitarとともに、ナガシマトモコはステップを踏んで踊りながら歌いました。藤本一馬のGuitarソロに続けて「Selene」。スローナンバーをソフトに歌い始めて、後半伸びやかに歌いました。「やわらかな夜」を手ぶりを交えて軽やかなテンポで歌いました。8/11(金祝)にビルボードライブ大阪にてバンド形式でライブを行うことが告知されました。藤本一馬がGuitarをセミアコに持ち替え、最後の曲はメジャーデビュー曲「Happy Valley」。Jazz guitarっぽい伴奏とともにナガシマトモコはリズミカルに歌い、観客はリズムに合わせて手拍子をして盛り上がりました。

同会場で18時半からヤイコこと矢井田瞳のライブを観ました。先週のビルボードライブ大阪でのピアノとハーモニカとのライブに続く観覧でした。矢井田瞳は紺の半袖のトップスに同系色のロングスカートの衣装で登場。この日は先日と違って松本径のKeyboardと水野雅昭のPercussion&Chorusというアコースティックトリオ編成でした。1曲目は「I’m here saying nothing」のオリジナルの日本語版。矢井田瞳は中央のスタンドマイクの前に立ち、自身もアコギを弾きながらヨーデルのような独自の節回しを交えて歌い、エレピのソロも交えて聴かせました。アコギを置いてトークをし、ヤイコは神戸で歌うのは久しぶりとのこと。次に最新アルバムのタイトル曲「オールライト」。水野雅昭がシェイカーを振るなかヤイコはスタンドマイクでソフトに歌い始めて、Percussionを叩くリズムとともに声量豊かに歌いました。神戸の思い出として学生時代に三宮の阪急百貨店でクレジットカードの契約を勧誘するアルバイトをしていてたくさんの契約をゲットしたため社員にされそうになって辞めたというエピソードを語りました。再びアコギを弾きながら「Moon」をKeyboardとPercussionの強いビートとともに歌い、豊かな中低音と伸びやかな高音の歌声を聴かせました。次の曲の演奏が始まるとヤイコが手拍子をしてという前に観客が手拍子をし始め、Call&Responseをして曲は「My Sweet Darlin'」。アップテンポな歌と演奏に合わせて観客は手拍子したり、"ダリダリーン"とサビを合唱したりして最高に盛り上がりました。最後の曲は反戦のメッセージソング「駒沢公園」。スローナンバーをアコギの弾き語りでソフトに歌い始めて、途中からKeyboardとPercussionが加わるなか伸びやかに歌いました。最後にお辞儀をして観客に手を振ってステージを締めくくりました。

夕方にはすっかり雨が上がり、余韻に浸りながら会場を後にしました。

各アーティストがそれぞれのスタイルでアコースティックライブを繰り広げたイベントで、存分に堪能しました。

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ACOUSTIC FESTIVAL KOBE 2023
Kiss FM KOBE主催「アコースティックフェスティバル」
2023.4.15(Sat)
@神戸三宮・元町エリア

Lay(12:00~12:15 サンキタ広場)
公開インタビュー サウンドクルー:ターザン山下

近藤夏子(12:30~13:03 クラブ月世界)
[出演] 近藤夏子 Vocal & Keyboard
[演奏曲] 白馬の王子様 / セロリ(山崎まさよし) / アカイイト / ばぁばぁちゃん / 笑ってこぉ (全7曲)

Lay(13:50~14:21 クラブ月世界)
[出演] Lay Vocal&Acoustic guitar
[セットリスト] Sundaylia / Wanna be Breakin' / I’m here saying nothing / Sue Me(Sabrina Carpenter) / TICK! TICK! TICK! / I'm Believin'

クレナズム萌映 (15:50~16:19 東亜ホール)
[出演] 萌映 Vocal&Acoustic guitar(from クレナズム)
[セットリスト] ひとり残らず睨みつけて / あの人の好きな音楽を聴いた / エピローグまで / さよならを言えたかな / 花弁

orange pekoe(17:10~17:44 北野工房のまち)
[メンバー] ナガシマトモコ Vocal / 藤本一馬 Guitars
[セットリスト] 太陽のかけら / Honeysuckle / Selene / やわらかな夜 / Happy Valley

矢井田瞳(18:30~18:58 北野工房のまち)
[メンバー] 矢井田瞳 Vocal & Acoustic guitar /松本径 Keyboard / 水野雅昭 Percussions, Chorus
[セットリスト] I’m here saying nothing / オールライト / Moon / My Sweet Darlin' / 駒沢公園

 

 

〖物販リンク〗

 ▽Lay 1stEP(2023/4/12リリース)

 

 ▽近藤夏子 配信限定シングル(2023/3/14リリース)

 

 ▽クレナズム 配信シングル(2023/3/1リリース)

 

 ▽orange pekoe ベストアナログ盤(2019/12/25リリース)

 

 ▽矢井田瞳 12thアルバム(2022/9/7リリース)