矢井田瞳 リリースツアー2022『オールライト』大阪振替公演 2023年1月8(日) @メルパルクホール大阪 矢井田瞳 release tour 2022『オールライト』大阪振替公演@メルパルクホール大阪 矢井田瞳 release tour 2022『オールライト』大阪振替公演 2023年1月8(日) @メルパルクホール大阪

 

1/8(日)はメルパルクホール大阪ヘ矢井田瞳 release tour 2022『オールライト』を観に行きました。ヤイコこと矢井田瞳の最新アルバム『オールライト』を携えて昨年10月に東京公演に続いて行う予定だったリリースツアー大阪公演の振替公演でした。私的に矢井田瞳のライブは昨年春の弾き語りツアーや秋の母校関西大学でのライブ以来の観覧でした。

今回会場のメルパルクホール大阪へは初めて来ました。JR/大阪メトロ新大阪駅から徒歩約5分のホテルメルパルク大阪のビル2階にあるキャパ1010席の多目的ホールでした。

夕方マスクをして会場に向かい、2階に上がる階段から地上に伸びる長い列に並んで、入口で検温、チケットもぎり、チラシを受け取り、手指の消毒をして入場。場内フロアに入ると"All RIGHT"がタイトルや歌詞に出てくる洋楽ナンバーで構成されたプレイリストによるBGMが流れていました。

定刻18時を1分過ぎて照明が落ち、小鳥のさえずりのSEが流れるなか、サポートメンバーに続いてヤイコが緑の半袖に黒のスリムパンツ、腰から後ろ側に白いヒラヒラを付けた衣装で登場。サポートはGuitarの西川進やBassのFireらお馴染みのメンバー。楽曲はアルバム『オールライト』からの曲を中心にライブでは定番のナンバーを織り交ぜて演奏しました。

ヤイコはステージ中央のスタンドマイクの前に立ち、黄色のLes Paul Juniorを弾きながら1曲目「さらりさら」をリズミカルに歌いました。西川進はメタリックライトブルーのGibson SGでリフやソロを弾きました。観客は座ったままリズムに合わせて手拍子をしました。次の曲はタイトル曲「オールライト」。Guitarを置き、スタンドマイクでフェイクを交えたヤイコならではの独特の節回しで歌いました。

曲間のトークでヤイコは新年のあいさつをし、昨年10月予定だったライブが振替公演となったいきさつを説明。そしてメンバー紹介をし、デビュー当時からのメンバーからなるバンドとの演奏で最高のライブにしたいと意気込みを語りました。

ヤイコは持ち替えたアコギを弾きながら「花のような君に」を軽快なビートにのって歌い、西川進はGuitarを同系色のJazzmasterに持ち替えて演奏しました。ヤイコはさらにテレキャスターに持ち替えて「ずっとそばで見守っているよ」をグルーブ感のある演奏とともに歌いました。
Pianoのイントロからバラード「Over The Distance」。ヤイコは再びGuitarを置き、スポットライトの下、スタンドマイクで伸びやかに歌いました。観客はその歌声にじっと聴き入りました。

ここからは打って変わってアップテンポナンバーとなり、曲は「I like」。ヤイコはハンドマイクを手にステージを端から端まで動きながら歌い、西川進はステージ前方に出てソロを弾き、観客は立ち上がって手拍子をして盛り上がりました。
ヤイコは再び黄色のLes Paul Juniorを弾きながら「一人ジェンガ」をグルーブ感のある演奏とともに歌いました。

再びトークとなり、ヤイコはアルバム『オールライト』に込めた想いを語りました。
悩んでいる時にふと浮かんだGuitarサウンドを曲にしたと語って「オンナジコトノクリカエシ」を演奏。西川進の掻き鳴らす速いドライブ感のあるGuitarサウンドにのって自身もGuitarを弾きながら歌いました。
サウンドの余韻の残るなか、ヤイコはGuitarを置き、マレットを手にSteel drumで音階を演奏し、曲は「shadow/alone」。Steel drumのほかシンバルも叩きながら歌いました。
Bassソロにエレピが加わるイントロから「未完成のメロディ」。西川進が再びSGに持ち替えて演奏するロックサウンドにのって、ヤイコはスタンドマイクで歌いました。ヤイコは再びLes Paul Juniorを弾きながら「Buzzstyle」をバウンシーなサウンドにのって歌いました。
曲間のトークでヤイコは"大阪はやっぱり最高。電気が60Hzだから音がいい(東京は50Hz)。地元は特別"と語りました。食器用洗剤を買いに行ったのに新しくできたパーコーメンの店に入って食事をして洗剤を買うのを忘れて帰ったといエピソードも語り、客席を和ませました。
メジャーデビュー曲「B'coz I Love You」を疾走感のある演奏にのって歌い、観客はヤイコの動きに合わせて腕を突き上げたり、サビで腕を前後に振ったりして会場が一体となりました。
「Go my way」をメンバーのChorusとともに歌い、観客はジャンプしたり、手拍子したりして盛り上がりました。GuitarとPianoの新年っぽい和音階のイントロから「My Sweet Darlin'」を2023新年versionで演奏。速い疾走感のある演奏にのって歌い、観客はヤイコと一緒にクラップしたり、サビで腕を前後に振ったりして会場が一体となり、ジャンプをして曲を終えました。
ヤイコはGuitarを置きタンバリンに持ち替えて観客に手拍子のレクチャーをした後、「Everybody needs a smile」をリズミカルに歌いました。
西川進はアコギ、鶴谷崇はアコーデオン、ヤイコはピアニカに楽器を持ち替えて、本編最後の曲は「LOVESiCK」。軽やかな演奏とともに伸びやかに歌いました。

観客のペンライトを振りながらEncoreを求める拍手に応えて、ヤイコとグッズの白色ロングTシャツに着替えたメンバーがペンライトを手に再び登場。グッズ紹介も行われました。
色とりどりのペンライトで客席が埋め尽くされるなか、「ネバーランド行き」を演奏。ヤイコはLes Paul Juniorを弾きながら軽快なロックサウンドにのって歌い、西川進は白いボディーのGuitarをソロで縁の電飾をカラフルに光らせながらステージを駆け回って演奏しました。
ヤイコは大阪弁で来場者への感謝を伝え、新年一発目のライブを地元大阪で迎えた喜びと2023年もライブや曲作りを行う意欲を語り、ファンへの再会を誓いました。子供への希望を込めた曲「駒沢公園」を演奏。スポットライトの下、Guitar弾き語りで始めて、途中からバンドが加わるなかリズミカルに歌い、観客はペンライトを左右に振って、会場が一体となって盛り上がりました。バンドのアウトロ演奏が続くなかヤイコは手を振ってステージから去りました。
バンドメンバー全員ステージを去り、観客の拍手に応えてヤイコが1人アルバムジャケットと同じ緑のレースをまとった衣装で登場。スポットライトの下、「speechless」をアコギ弾き語りで聴かせ、観客はじっと聴き入りました。
歌い終えるとヤイコはステージを端から端まで行ってお辞儀をし、最後に中央で感謝の言葉を肉声で伝えて深々とお辞儀をし、観客に手を振って1時間55分のライブを締めくくりました。

地元大阪でバンドとともに熱い歌と演奏を繰り広げた新年一発目のライブで、存分に堪能しました。

------------------------------------------------------------
矢井田瞳 release tour 2022『オールライト』
2023.1.8(Sun)
@メルパルクホール大阪

【メンバー】
矢井田瞳 Vocal&Guitar, Steel drum
西川進 Guitar
松田"FIRE"卓己 Bass
水野雅昭 Drums
鶴谷崇 Keyboard

【セットリスト】
さらりさら
オールライト
花のような君に
ずっとそばで見守っているよ
Over The Distance
I like
一人ジェンガ
オンナジコトノクリカエシ
shadow/alone
未完成のメロディ
Buzzstyle
B'coz I Love You
Go my way
My Sweet Darlin'
Everybody needs a smile
LOVESiCK
=Encore 1=
ネバーランド行き
駒沢公園
=Encore 2=
speechless

 

 

〖物販リンク〗

 ▽矢井田瞳 ニューアルバム(2022/9/7リリース)