宮本笑里「ライフ」リリースツアー2021@ビルボードライブ大阪 ファーストステージ 2021年8月13日(金) 宮本笑里 「Life」 Release Tour 2021@Billboard Live OSAKA 2021.8.13(Fri) 1st stage宮本笑里 「Life」 Release Tour 2021@Billboard Live OSAKA 1st stage

 

8/13(金)はビルボードライブ大阪へ宮本笑里「Life」Release Tour 2021を観に行きました。宮本笑里の昨年4月にリリースしたEP『Life』を携えて東京と横浜のビルボードに続いて行われた大阪公演でした。当初はリリース翌月に行われる予定でしたが2~3回延期になってようやく開催されたツアーの公演最終日で、昼夜二部入替制の昼公演でした。
私的に宮本笑里のコンサートは、昨年は配信ライブのみだったので、生演奏を観に来るのは2年前の大阪ザ・フェニックスホール以来で、バンド編成のライブとしては3年ぶりでした。

会場のビルボードライブ大阪には4か月ぶりに来ました。マスクをして会場に向かい、入口横で座席指定券を受け取ってサーモグラフィーの前を通って入場し、受付後に手指消毒をして場内フロアへ。私の席は、ステージ前フロア中央の後方のテーブル席でした。ステージ上方のスクリーンに今後の公演の告知映像が映され、BGMにインスト曲が流れるなか、ビデオオーダーしたドリンクを飲みながら開演を待ちました。

食事以外のマスク着用や声援の禁止などの注意事項のアナウンスの後、定刻15時半になり、バンドメンバーがステージに登場。続いてViolinを手に宮本笑里が白地にピンクのボーダーの入ったワンピースの衣装で登場しました。メンバーは宮本笑里の他、Violinでバンマスの吉田翔平、Piano/Keyboardの佐藤雄大、Woodbass/Electric bassの川崎哲平、Drumsの斎藤たかしでした。

1曲目は「You Raise Me Up」から。宮本笑里のゆったりとしたふくよかなViolinの音色にPianoやWoodbassなどのバンドが寄り添うように演奏しました。Keyboardの琴の音色とともに「風笛」を演奏。弓弾きのWoodbassやマレットを使ったDrum、もう一人のViolinとともに、宮本笑里は美しいViolinのメロディーを奏でました。観客は着席してじっと聴き入り、演奏を終えると惜しみない拍手を送りました。

曲間のトークで宮本笑里は、度重なる延期を経て観客の前で公演が行われる喜びと感謝を伝えました。

定番曲の「break」をグルーブ感のあるリズムセクションとともに吉田翔平がパッヘベルのカノンのフレーズを弾くなか、宮本笑里は明るく軽快なViolinを演奏し、ジャジーなPianoの間奏も交えて聴かせました。

Marina Grandeを吉田翔平のバンドアレンジで演奏。宮本笑里がスローで伸びやかなViolinの音色を聴かせるなか、吉田翔平のピチカート奏法によるViolin、マレットを使ったDrumのほか KeyboardはPianoへ、Woddbassは指弾きから弓弾きへ曲の途中で切り替えるなど多彩なプレイをし、スケールの大きな演奏を繰り広げました。
EP『Life』からナオト・インティライミとの共作の「Bitter Love」を演奏。手打ちDrumのリズムとともに、Violinがノスタルジックなメロディーを奏でました。
パガニーニの「カプリース第24番」では、アップテンポなリズムとともに2人のViolinが速く小気味よい技巧的な演奏を繰り広げました。

曲間にバンドメンバーを紹介し、来年には15周年を迎えることが発表されました。そして10周年の時に弾いてほしいJ-POP曲の投票で選ばれたJUJUの「やさしさで溢れるように」をPianoと2人で演奏。歌メロを艶やかな音色のViolinで伸びやかに奏でました。

バンド演奏に戻り、後半はアップテンポナンバーへ。EP『Life』から「Landscape」を演奏。Electric bassによるグルーブ感のあるリズムセクションとともに、Keyboardの間奏を交えながら、明るいメロディーのViolinを演奏しました。

今年6月リリースした今夏横浜で開催中のSony Presents恐竜科学博の公式テーマ曲「ララミディア」も告知されました。恐竜科学博はオンラインツアーでも見られるとのことです。

髙橋大輔らによるアイスショーに参加した時の楽曲「Roundtable Rival」を演奏。Electric bassのアップテンポなグルーブとともに、2人のViolinバトルによるワイルドでスリリングな演奏を聴かせました。
本編最後の曲はピアソラの「リベルタンゴ」。タンゴのリズムにのって宮本笑里は軽快なViolinを聴かせ、Drum、Woodbass、Piano、吉田翔平のViolinの順に各メンバーのソロを交えて演奏しました。2人のViolinのユニゾンを交えたスリリングな演奏でクライマックスを盛り上げました。

観客のEncoreの拍手に応えて宮本笑里が再び登場。長い延期の後にやっと演奏できている幸せに、観客へ感謝の言葉を伝えました。
Encoreの1曲目はシューベルトの「アヴェ・マリア」をViolinで独奏。豊かな低音から高音まで奏で、会場に響き渡りました。再びバンドメンバーを迎え入れてEncore最後の曲は定番曲のモンティの「チャールダーシュ」。ゆったりとしたViolinのメロディーを聴かせた後、テンポアップしバンドのグルーブにのって小気味よい演奏を聴かせました。テンポを落とし宮本笑里の綺麗なハーモニクスで聴かせた後、再びテンポアップし疾走感のある演奏でクライマックスを最高に盛り上げました。
万雷の拍手の中、出演者全員横一列に並んで深々とお辞儀をし、ライブを締めくくりました。

クラシックのホールとは違ったリラックスした雰囲気で、美しい音色から熱いプレイまでバンドとともに聴かせてくれたライブで、宮本笑里のViolin演奏を存分に堪能しました。

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宮本笑里 「Life」 Release Tour 2021 
2021.8.13(Fri) 1st stage
@Billboard Live OSAKA

【メンバー】
宮本笑里 Violin
吉田翔平 Violin, Bandmaster
佐藤雄大 Piano/Keyboard
川崎哲平 Bass
斎藤たかし Drums

【セットリスト】
You Raise Me Up
風笛
break
Marina Grande
Bitter Love
パガニーニ:カプリース第24番
やさしさで溢れるように
Landscape
Roundtable Rival
ピアソラ:リベルタンゴ
[Encore]
シューベルト:アヴェ・マリア (ソロ)
モンティ:チャールダーシュ

 

 

〖物販リンク〗

 ▽宮本笑里 EP(2020/4/8リリース)

 

 ▽宮本笑里×DAITA コラボ曲(2021/6/30リリース)