4/4(木)はZepp Namba(OSAKA)へ、映画『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』を観に行きました。ザ・ローリング・ストーンズの1981年の全米ツアーのライブを収めたドキュメンタリー映画でした。このライブフィルムの一夜限定の上映会がZepp DiverCity(TOKYO)とZepp Namba(OSAKA)の2会場にて同時上映で行われました。
私的にストーンズは、1980年代初めに知ってラジオやカセットをよく聴いたもので、ライブは2003年と2006年の東京ドームでの来日公演を観たことがあり、現在東京・五反田で開催中の『Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展』にも初日に行ってきました。1981年の全米ツアーのライブ音源はライブアルバム『スティル・ライフ』で聴いたことはありましたが、映像を見るのは初めてでした。
夕方Zepp Nambaに到着して列に並んで入場。私のチケットは一般自由席の一桁番台でしたので前の方の席を確保できました。開演30分前にZepp DiverCity(TOKYO)のステージに登壇したストーンズの日本人唯一のオフィシャル・フォトグラファー有賀幹夫氏と音楽評論家の高見展氏のトークが中継されましたが、ステージ上は色が飛んで真っ白で客席の様子しか見えず、話し声のみ聞くことができました。
19時半になり次回上映作品とストーンズ展の告知CMを挟んでいよいよ上映開始。バックステージの模様から「A列車で行こう」のイントロから幕が開き、「アンダー・マイ・サム」からライブスタート。会場のアリゾナのスタジアムは超満員。ミックは肩の張ったブルーのブルゾンと白いスリムパンツにブルーの膝あてをしたアメリカンフットボールのようなスポーティーなスタイルでした。大歓声のなか、ミックはワイヤレスマイクを手にステージ上を精力的に動き回りながら、Guitarのキースらのバンド演奏とともに歌いました。ライブハウスのPAによる大音量のため、まるでスタジアム内にいるような臨場感のあるサウンドでライブが展開されていきました。
キースは黒の革ジャンにジーンズ姿で、ライターで火をつけた煙草を口にくわえながら黒いテレキャスターを弾きました。
ミックはマイクを手に「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー(夜をぶっとばせ)」や「ネイバーズ」などを歌いながら躍動的なアクションで魅せました。「ジャスト・マイ・イマジネーション」ではSGを弾きながらスタンドマイクを前に歌い、「レット・ミー・ゴー」ではスタッフに警護されてマイクを手に客席通路を走り回りながら歌いました。ステージに戻り、バラード「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」を伸びやかに歌うなか、初期のモノクロ映像を挿入しながら見せました。「友を待つ」でミックはアコギを弾きながらブルージーに歌いました。
ニュージャージーのアリーナでの設営映像を早送りで映しながら「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」からはアリーナでのライブ映像へ。ミックの衣装はブルーのジャケットに白地のTシャツ、黄色いスリムパンツにブルーの膝あてでした。続く「無情の世界」では観客と掛け合いをしながら歌いました。
メンバー紹介をしたのちミックがステージを下がり、「リトルT&A」ではキースが破れたTシャツ姿でテレキャスターを弾きながら歌いました。
ミックのVocalに戻って、「ダイスをころがせ」ではスタジアムでの演奏映像も挿入し、「氷のように」では花火など様々なシーンを織り交ぜながら映像を見せました。
ミックは「ミス・ユー」ではSGを弾きながら、「レット・イット・ブリード」ではアコギを弾きながら歌いました。ハンドマイクに持ち替えて「スタート・ミー・アップ」を歌い、「ホンキー・トンク・ウィメン」では多数の女性を従えて歌いました。
「ブラウン・シュガー」を歌った後、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」を上半身裸で歌い、客席に多数の風船が降り注いで盛り上がるなか本編が終了。
観客の大歓声に応えてEncore曲へ。スタジアムとアリーナの映像を交互に織り交ぜ、「サティスファクション」をイギリスとアメリカの国旗を纏うなどして歌いました。アウトロにジミヘンの「星条旗」が流れるなか花火が何十発も派手に打ち上げられる音と映像とともに、エンドロールが流れて91分の上映が終了しました。
まるで会場にいるような臨場感のある上映会で、ストーンズのライブを疑似体験しました。
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レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー 19.4.4 Zepp Namba
映画『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』
劇場公開日 1983年6月25日
【作品データ】
原題:Let's Spend the Night Together
製作年:1981年
上映時間:91分
製作国 :アメリカ合衆国
収録:アリゾナ州テンペ・サンデビルスタジアム(1981年12月13日)/ニュージャージー州イーストラザフォード・メドウランドアリーナ(1981年11月5日&6日).
【スタッフ】
監督:ハル・アシュビー
製作:ロナルド・L・シュワリー
撮影:カレブ・デシャネル、ジェラルド・フェイル
編集:リサ・デイ
【出演者】
ザ・ローリング・ストーンズ / The Rolling Stones
ミック・ジャガー / Mick Jagger - Lead vocals, guitar
キース・リチャーズ / Keith Richards - Guitars, Vocal
チャーリー・ワッツ / Charlie Watts - Drums
ビル・ワイマン / Bill Wyman - Bass
ロン・ウッド / Ronnie Wood - Guitar, backing vocal
サポート・ミュージシャン
イアン・スチュワート / Ian Stewart - Piano
イアン・マクレガン / Ian McLagan - Organ
アーニー・ワッツ / Ernie Watts - Sax, Tambourine
ボビー・キーズ / Bobby Keys – Sax
【セットリスト】
イントロ:A列車で行こう / Take The A Train
アンダー・マイ・サム / Under My Thumb
夜をぶっとばせ / Let's Spend the Night Together
シャッタード / Shattered
ネイバーズ / Neighbours
黒いリムジン / Black Limousine
ジャスト・マイ・イマジネーション / Just My Imagination (Running Away with Me)
トゥエンティ・フライト・ロック / Twenty Flight Rock
レット・ミー・ゴー / Let Me Go
タイム・イズ・オン・マイ・サイド / Time Is on My Side
ビースト・オブ・バーデン / Beast of Burden
友を待つ / Waiting on a Friend
ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー / Going to a Go-Go
無情の世界 / You Can't Always Get What You Want
リトルT&A / Little T&A
ダイスをころがせ / Tumbling Dice
氷のように / She's So Cold
オール・ダウン・ザ・ライン / All Down the Line
ハング・ファイアー / Hang Fire
ミス・ユー / Miss You
レット・イット・ブリード / Let It Bleed
スタート・ミー・アップ / Start Me Up
ホンキー・トンク・ウィメン / Honky Tonk Women
ブラウン・シュガー / Brown Sugar
ジャンピン・ジャック・フラッシュ / Jumpin' Jack Flash
サティスファクション / (I Can't Get No) Satisfaction
アウトロ:星条旗 / The Star-Spangled Banner (Jimi Hendrix)
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