言葉は私の為にあるのではなくて 彼と 彼の愛の為にある
自己表現なんて無い 世界なんて無い
あらゆる旋律は 彼ひとりの傍に
そのうつくしさに於いては 何が善なのか、 は取り立てて気にするべきことでは無くて
醜いとされるもの・愚かしいとされることが ただ優しきものとして 両腕に包まれることを許される。
特異であろうとも
奇妙であろうとも
受け取られる寂寞は 確かな形を持って、
涙を流さずとも 理解はすぐそこに、
苦しまずには生きられぬので
彼を愛さずには生きられぬのです
狂った現象の中で、 寒すぎる冬の中で、
呆然と立ち尽くしている 彼の夜を そっと、 遠くから見つめる
こんな深い夜の中では 何一つ真実では無く 或いは 全てが真実で、 嘘すらも真実となって、
考える暇も無く 感じる隙も無く
あいしているんだ
「フラップを上げよう」


