イギリス南西部の緑に囲まれた穏やかな丘陵地帯サマセットより
イギリスの片田舎で起こる日常のあれこれ、8か月になった息子の育児
ひょんなことから一緒に暮らすようになった母娘猫のまったり生活
元ツアコン目線のもしかしたら役に立つかもしれないイギリス情報など
家事と育児の合間に、勝手気ままに更新しております (*^▽^*)
今回はうちの息子のおやつをご紹介したいと思います (-^□^-)
赤ちゃんのおやつと言えば
だいたい7か月頃から食べられるようになるものが多いので
早いもので息子ももう8か月になり
最近はベビー・フード関係をよく見るようになりました。
イギリスでは今から130年以上前、1880年代から販売され続けているという
ファーリーズ・ラスク(Farley's Rusks)が大人から子供にまで
大人気です ヾ(@°▽°@)ノ
それを子供に与え、その子供が大きくなってまたその子供に与えるように
代々受け継がれてきた
とっても大衆的な国民的ベビー用おやつの一つです
健康な体を形成していくのに必要な7つのビタミンがバランスよく含まれている上
6か月過ぎの赤ちゃんがだんだん欠乏してしまいがちになるという
鉄分とカルシウムもこれで補給できるという
栄養面でも助かるおやつなんです (o^-')b
ただ、一旦開封してしまうとしけってしまわないか心配な
個装されていないというのが惜しい点です… (T▽T;)
そして、1枚の厚みはしっかり7㎜程度
直径は赤ちゃんの手のひらとどっこいどっこい程度の6~7㎝と
ベビー用のおやつとしてはちょっと大きすぎな印象のお菓子です
( ̄□ ̄;)!!
…で、重要なのはこれはラスクだということなんです ヽ((◎д◎ ))ゝビスケットでは?
日本人にとっては、この写真からすると…ビスケットですよね?!
でもイギリスではこれはラスクなんです。
実は、日本で言うラスクは、ドイツで言うところのラスクと同じようで
小さ目の食パンのような形の甘い焼き菓子を指しますが
元来、ラスクとは
小麦粉を使用したパンやビスケットなどのうち
2度焼きされた甘い焼き菓子すべてを指すので
例えば、日本でもだいぶ見かけるようになった
ビスコッティはイタリアの焼き菓子ですが
実はこれも2度焼きされた焼き菓子なので
ラスクの仲間ということになります。
そしてフランスでも
イタリアと同じ製法で作られたビスコッティ的なビスケットがあり
ラスクのカテゴリーに入ります。
つまり、ラスクという広いカテゴリーの中に
2度焼きされたビスコッティー(イタリア語でビスケット)、ビスケット(英語)という
分類があるというイメージですね。
ちなみに
2度焼きされてなければ
ラスクの仲間には当てはまらない単なる焼き菓子でしかなく
そのままビスケットと呼ばれるに過ぎないんですね (^▽^;)
…そんな訳で、この写真のような形状でもイギリス人にとっては
”これがベビー・ラスクなんだ!”ということになるんです。
(^^ゞあたしにはどうしてもビスケットにしか見えませんが…
ところで、このファーリーズ・ラスクは
見た目とは裏腹に、とってもサクッと簡単に割ることができ
赤ちゃんのお口の中でもよく溶けてくれます
(゚_゚i)初めて見た時は息子に食べさせるのを戸惑いましたが
逆に言ったら、赤ちゃんの手でも持ちやすく
自分でお口に運ぶjこと、舐めること、お口を動かす訓練として
計算されたお菓子なんです。
しかも、これ
4カ月からあげていいことになっているのも驚きです ((>д<))マジかよ
うちの旦那も幼い頃によく食べていたそうで
いい子にしてたり、褒められた時によくもらっていたそうです (^人^)微笑ましいわ
そこで数週間前のことになりますが
買い物に行ったとき、ちょうどこれを商品棚に見かけて
旦那の希望で息子のために購入しました
でも開封しちゃうと早めに食べさせなくちゃいけないような強迫観念に駆られ
正直なところ、箱を開けることに抵抗感があったんです (・_・;)
そうしているうちに数週間が経ち
先日、うちを空けなくてはいけない用事ができたので
休日でうちにいた旦那に息子をお願いしました。
朝7時からお昼すぎの3時近くまでということだったので
朝食をたべさせ、お着替えをさせ、お昼にはミルクを飲ませ
まだぐずってお昼寝しないようならおやつをあげ
その後はお昼寝させてもらえるように
…と、あれこれ紙に残して、説明したおかげで
あたしが期待していた以上に旦那は頑張ってくれまして
息子も終始ご機嫌だったようなので
”10点満点中9点”という高得点をたたき出してくれました :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
…ん? 1点マイナス?
そうなんですね、1点だけ引かせていただきました (^_-)☆
その理由がですね…
旦那と息子の二人でお留守番中に
旦那の妹とその旦那さん(うちの旦那の親友でもある)が
遊びに来てくれたそうです。
その二人に紅茶を出そうとキッチンに行き、
ちょうど息子にもこのファーリーズ・ラスクをあげようと思ったらしく
その箱を取り出した途端…
『あ、紅茶と一緒にラスクを食べようぜ』という
妹の旦那(うちの旦那の親友)の一言をきっかけに
なんと、息子のために買ったはずの未開封のベビー・ラスクを
何のためらいもなくサクッと開け
サクサク半分、2~3枚ずつ食べちゃったんです
(T▽T;)あんたら、何してくれんねんっ
しかも、当の息子本人は1/2枚だけという情けない結果 (TωT)
これはもう
初めから自分のために買いたかっただけに過ぎなかったということですね
(/TДT)/頑張れ、息子~っ!
早く食べないと食べられちゃうぞ~