トルコ・カッパドキアへ飛行機で行くには、イスタンブール空港からネヴシェヒル空港かカイセリ空港を経由する必要があります。
今回、ネヴシェヒル空港経由のフライトは売り切れていたため、カイセリ経由でカッパドキアに行くことにしました。
イスタンブール着が午前8時。カイセリ行きの国内線が午前11時05分出発。入国手続きを含め約3時間しかありません。一抹の不安がありましたが、幸いターキッシュエアはオンラインチェックインが可能だったため、カウンターに並ばすにスマホ画面で保安検査場を通過することができました。
たいていの人は、カイセリ空港からバスをチャーターし、直接カッパドキアに向かいますが、カイセリ市街も実は見どころが詰まっています。
セルジューク朝時代の要塞など、半日あれば主な見どころは網羅できますので、是非立ち寄って欲しいと思います。
ただ、ネットを探しても、空港からカイセリ市街、カイセリ市街からカッパドキアへのアクセスについての情報が極端に少ないため、不安になる方も多いと思います。
そこで、実際に私がどのように移動したか、記したいと思います。
カイセリ・エルキレット国際空港からは乗り合いバスでカイセリ市街に入り、カイセリ市街からはトラム(tramvay)でバスターミナル(オトガル)に向かいます。そしてバスでギョレメ(カッパドキア)に行く計画です。
【空港から市街】
カイセリ空港に降り立つと、タクシーが目の前に並び、道路を挟んで奥にバスが並んでいるのが目に入ります。
バスが並んでいるところでカイセリ市街行のバスを探しましたが、すべてカッパドキア行きのバスでした。他にバスは見当たりません。聞いてみると、1時間に1本出ているとのこと。カッパドキア行バスの運転手に市街まで250リラ(1リラ4.5円で1125円)で送ってやると言われましたが、ボラれている感じがして断りました。しかし、時間が限られていることもあり、1時間に1本のバスを待つのをあきらめ、タクシーを使うことにしました。料金を聞いてみると250リラ。高いのか安いのか、結局わからずじまいです。空港から15分ほどで市街に到着しました。
【市街観光】
カイセリ市街でうろついていると、不意に声をかけられました。
ムスリム以外がモスクに入れるのかどうかわからなかったため、モスクに入りたい旨伝えると、案内してやるとのこと。
モスク内はクーラーが良く効いており、とても快適です。お祈りしている人もいます。
外の喧騒からは隔絶された世界でした。
その後、声をかけてきた人は絨毯屋を経営しているので寄っていけと誘ってきます。店に入ると背後に部下がチャイを持って立っていました。これを飲んでしまうと後に引けないと思い、No,Thank you.と言って逃げるように店を後にしました。
【カイセリ市街からバスターミナル】
市街地のトラム拠点駅は、CUMHURIYET MEYDANI駅です。ここからオトガル駅に向かうのですが、改札はカードのタッチ式になっており、カード売り場を探す必要があります。
駅のそばにKART38と書かれた自動販売機を見つけました。
結構並んでいます。自分の番になり急いでカードを買おうと画面を操作しますが、買える画面が出てきません。後ろの人が、ここではチャージするだけで、カードは買えないと教えてくれました。カードはキヨスクで買えるとのこと。
キヨスクはどこかとうろうろしていると、先ほど教えてくれた人があそこだと指さしてくれました。トルコは優しい人が多いです。
トラム運営会社のホームページにキヨスクの場所が載っていましたので貼っておきます。38と書かれた赤い丸がキヨスクの場所です。地図の真ん中が駅になります。
キヨスクでカードを購入します。カードとチャージ分で150リラでした。(1リラ4.5円で675円)
後で気づきましたが、クレジットカードのタッチ決済でも改札を通過できるようです。そちらの方が安いと思います。
何もかも初めてでわからないなりにも無事オトガル駅に到着できました。
オトガル駅から、カイセリバスターミナルは目の前に見えています。入口を入るといろいろなバス会社のカウンターがありますが、1番大手のMETRO社にしました。ギョレメに行きたい旨伝えると、1時間後に出発のバスがあるとのこと。
ギョレメまでおよそ1時間で到着し、無事ホテルにチェックインできました。