1LDKの旦那との同棲生活も
はやいもんで、6年目に突入しました
実は来年には引っ越すことが決まったので、
この家に入居するまでの想い出とか、
旦那とのなれそめとか、
書き残しておこうと思います
▽激せまの我が家
まずは元彼編です。
ちょっと暗い話ですが、よろしければどうぞ
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大学の登山サークルで出会った元彼は
とんでもなくタフで、明るいひとだった。
20キロの荷物を背負って、
8時間の縦走が難なくできるような
身体が強いひとだった。
優しくて、大好きな彼だったけど、
付き合って3年目のとき
ある日突然、病気になってしまった。
診断名は躁鬱病(そううつ病)。
鬱と書くが、うつ病と違うのは
気分がハイ(そう状態)になったり
うつ状態で落ち込んだりしてしまう
精神が安定しない病気。
日本では0.5%ほどの人が発症するらしい。
ハイ(そう状態)の時の彼はとても楽しそうで、
ほとんど寝ていないようだった。
突然どこか遠くに出かけては、音信不通になった。
そして“そう状態”の時は
会話が成り立たなかった。
ぶつぶつとずっと言葉を発しているが、
それは会話ではなく、
一人で言葉遊びをしているようだった。
何を話しているのか、理解できなかった。
こちらが話しかけても、
通じているのか、分からなかった。
逆にうつ状態の彼は
ちゃんと会話ができるし
行方不明にもならないので
どちらかといえば安心したが、
一日中寝込んでいて、
本人は辛そうだった。
当時彼は大学院の2年生で
就活真っ只中だったが、
就職が難しいことは明らかで、
簡単に治る病気ではないことも分かった。
薬を飲めばうつに近い状態で寝込んでいたし
薬を飲まなければ”そう状態”で
どこか遠くへ行ってしまうことがあった。
私は、彼が好きだったけど
この先結婚して
彼を支えていく自信がなかった。
これ以上、
一緒にいるのは無理だと思ってしまった。
だから私から彼に、
別れようと言った。
彼は最初は嫌がったが、最後には
別れるのがあなたの為だ、幸せになってね
と言って、
泣きながら了承してくれた。
私は彼を
「見捨ててしまった」という
罪悪感でいっぱいだった。
その後は
彼の友達を通じて連絡を取ったりして
彼の安否を確認していた。
彼のことはずっと気がかりではあったが
会わないようにした。
その当時、
私は仕事も人間関係も
全然うまくいってなくて、
今振り返ってもかなり最悪な時代だった。
そんな時、
友達に誘われて占いに行くことになった。
占い師には、仕事のことだけでなく
彼についても尋ねてみた。
「あの人は私が居なくても大丈夫でしょうか」と。
すると占い師ははっきり、こう答えた。
「あなたの元彼は弱い人じゃない。
自分が居ないと生きていけないなんて思わないで。
あなたが居なくても彼は生きていける」
それで、ハッとしたのを覚えている。
確かに、
私がいなければあの人は生きていけない
なんて、とんだ驕りだよなと。
実際に今はもう見守ることしかできないし
何もしてあげられていない。
彼は彼の家族に支えられながら、
病と共に生きていく道を探している。
私はそれを遠くから見ているだけ。
彼を支える人々の中に私はいない。
彼が私がいない人生を歩むように
私は彼がいない人生を歩んでいかなければ。
そう気持ちが変わった。
私は次の恋始めようと思った。
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元彼編終わりです
次回は恋活編です。
次からは明るいテンションで書きます
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