続きです。
シリンダーヘッドの面研が済み、次は手作業です。
リューターでインテイクとエキゾーストポートを整えます。
先にシートカットをやったんでかなり慎重にやらないといけないです。
シートカットの指示は当たり面の幅が0.5mmです。
光明丹で確認です。
削る前のEXポートです。
もちろん機械加工そのままだから円形で段差の部分にカーボンが付いてます。
リューター加工後です。
ガスケットに合わせて削ります。
かなり削ってるみたいですが、あくまで段差をとる感覚です。
ここの形状は重要ですから削りすぎるとパワーダウンします。
以前、レーサーのRS125のシリンダーのポートを削ったときに
段差を修正したぐらいが一番速かったのを思い出します。
そのうち欲が出てきてステージ2だ、ステージ3だと削っていくうちに
だんだん遅くなっていきます。
そして、最後は焼きついて終了です。
こちらは磨き前。
機械加工の跡はありますが、ただ削っただけ。
磨きあとです。
シートリングに傷をつけないように一番気を使います。
ポートの中に砥石を入れてそれから回転させます。
もちろん拡大はしてません。
完成です。
簡単そうですが、面研と合わせると
しっかり8時間かかってます。
業者さんに頼むとそれなりの値段が付くのは納得できますよね。
よく会社の人間に「お前ぐらい会社を活用してるのはいないよ」と言われます。
はい、その通りです。