続きです。


シリンダーヘッドの面研が済み、次は手作業です。


リューターでインテイクとエキゾーストポートを整えます。


先にシートカットをやったんでかなり慎重にやらないといけないです。


イメージ 1


シートカットの指示は当たり面の幅が0.5mmです。

光明丹で確認です。

イメージ 2


削る前のEXポートです。

もちろん機械加工そのままだから円形で段差の部分にカーボンが付いてます。

イメージ 3


リューター加工後です。

ガスケットに合わせて削ります。

かなり削ってるみたいですが、あくまで段差をとる感覚です。

ここの形状は重要ですから削りすぎるとパワーダウンします。

以前、レーサーのRS125のシリンダーのポートを削ったときに

段差を修正したぐらいが一番速かったのを思い出します。

そのうち欲が出てきてステージ2だ、ステージ3だと削っていくうちに

だんだん遅くなっていきます。

そして、最後は焼きついて終了です。

イメージ 4


こちらは磨き前。

機械加工の跡はありますが、ただ削っただけ。

イメージ 5


磨きあとです。

シートリングに傷をつけないように一番気を使います。

ポートの中に砥石を入れてそれから回転させます。

もちろん拡大はしてません。

イメージ 6


完成です。

簡単そうですが、面研と合わせると

しっかり8時間かかってます。

業者さんに頼むとそれなりの値段が付くのは納得できますよね。




よく会社の人間に「お前ぐらい会社を活用してるのはいないよ」と言われます。




はい、その通りです。