夏至(げし)
乃東枯(なつかれくさかるる)





おはよう、

こんにちは、

こんばんは。 






今月の書道教室のお手本は、

「乾坤一擲」(けんこんいってき)

🟰運命をかけて、

のるかそるかの勝負をすること。





さむの普段の

のほほん暮らしには、

こういった切迫した場面はないが、





このお手本には、

2文字目と4文字目に

2つの異なる掠れがあって、

これが、のるかそるかの勝負どころ。




第1回目のお稽古では、

掠れが出ない。

原因は、墨量と脱力出来ない筆使い。




第2回目のお稽古では、

先生にコツを教えていただき、

少しずつ掠れて来たような……。




上の作品を添削していただく。

さらに注意するポイントの解説、

そして、嬉しい花丸もいただいた。





先生は、さむより18歳年下だけど、

師匠としての人格は、年々練られていかれ、

本当によく褒めて下さるから、

生徒たちは、やる氣アップする。




そして、運命の第3回目のお稽古、


のるかそるかの清書日。


出来た!出来た!出来た!






幾つになっても、


出来ないことがある幸せ。


そして、チャレンジ出来る幸せ。






ところで、第3回目のお稽古日に、


高校1年生の可愛い女子が


臨時にお仲間入りして、


作品展に出品する作品を書いていた。






雰囲氣がある、素敵な子。


先生とマンツーマンで話をしながら、


作品自体を練り上げていく様子に、






“まだまだ若いのに、


自分の感性を言葉に置き換えて、


ハッキリと言うことが出来るなんて、


素敵だなぁ。”と感じ入ってしまった。






「美」という1文字を書いていたのだが、


その作品は、返却されたら、


お母さんにプレゼントするという。






その日の他の生徒5名、


全員お母さん経験者だったけど、


思わず、「えーっ!羨ましい!」と大合唱。






迎えに来られたお母さん、


まだまだお若く、確かに美しい方だった。


「美」という文字が、ピッタリ!






来月のお手本は、「晴耕雨読」、


または、特別課題のお手本もある予定。


どちらにしようか、しばし迷う。






それでは、また。


チャオ!