穀雨(こくう)
葭始生(あしはじめてしょうず)





おはよう、

こんにちは、

こんばんは。






先日、BSテレ東で、


「男はつらいよ〜お帰り寅さん〜」が放送され、


ベタベタの昭和のコメディに、


さむ夫くんと大笑い。






王子に言わせると、


「昭和生まれだからこその大笑い。


寅さんって、人生、とっ散らかってる。


ちっとも面白くない!」と言う。






昭和生まれと平成生まれ、


笑いのツボが違う。


寅さんの面白さは、昭和生まれじゃないと、


共有出来ないのかも。






でも、後藤久美子演じる及川泉の父が、


寺尾聰から、橋爪功に


しれっと変わっていたのは、なぜ!?






あのスマートで憂いを含んだ寺尾父が、


お金を無心する情けない橋爪父に


なるなんて……、頭の中で繋がらない。






その放送とほぼ同時に、


NHKの朝ドラ「虎に翼」が始まった。


このヒロインが、


伊藤沙莉さん演じる、寅ちゃん。




(NHK「虎に翼」より)



表情豊かで、可愛い。


今風に言えば、顔芸がうるさいかな!?


「はて!?」が口癖で、


言いたいことをハッキリ言う。






沙莉ちゃんは、子役時代、


可愛い子ばかりチヤホヤされる現場で、


腐りそうになった時、






ヒロインの天海祐希さんに


かけられた言葉で、


とても救われたと言っていた。






「あなたは、カメラが回ってない時も、


きちんとお芝居してる。


そういうあなたを見ている人は、


きっといるから。」






この言葉が、


今の素敵な沙莉ちゃんを


つくったのだろう。






誰かが期待を持って、


見守ってくれることは、


成長のエネルギーになる。






不器用な寅さんが、


甥の満男を見守るというより、


ちょっかいを出し続けたことも、


満男の成長のエネルギーになったんだな。






それでは、また。


チャオ!