今回は、高度なハンドドリップのお話ですニコニコ

 

 

 

自分メモも兼ね、思い当たる何人かの人に向けて書いてみます。

 

 

 

 

ハンドドリップ修行中のことです。

 

 

感動するようなコーヒーを淹れるために、マスターはよく、

 

「さわって、逃げて、さわって、逃げて...」

 

とジェスチャー付きでアドバイスをしてくださいました。

 

 

 

「さわって、逃げて?ん〜〜」

 

と、当時は理解できなかったのですが、ある時「そういうことか!」とわかるようになりました。

 

 

 

「さわって、逃げて」は、コーヒーの膨らみを邪魔しないということ。

 

 

 

例えるなら、

ハンドドリップしている時のコーヒーの粉は、「くじらの噴水」みたいな感じになっています。

 

(くじら可愛い笑)

 

 

 

 

ドリッパーの中のコーヒーの粉にお湯を注ぐと、表面から内部に浸透したお湯によりだんだんと粉が下から上にあがってきます。

 

 

これがちょうど「くじらの噴水」みたいだと感じました。

 

 

粉は上昇し、サイドに流れていきます。(もちろん新鮮なコーヒー豆の場合)

 

 

 

粉が上昇するのは、コーヒー豆の中にある二酸化炭素ガスの力によるものです。

 

 

 

炭酸の泡がグラスの中でシュワシュワと上がってくるように、コーヒー豆の中にある二酸化炭素ガスが下の方のコーヒーの粉を上に押し上げる。そんなイメージです。

 

 

 

つまり、「さわって、逃げて...」は、今思えば

 

下から上にあがってきたコーヒーの粉を、お湯で潰さないように注ぎましょうということだったのだと思います。

 

 

こちらにも似たようなこと書いてます↓

 

 

 

 

ドリップ中、コーヒーの粉の表面にお湯を注いでいるつもりでも、じつは、下の方で待機していた粉があがってきたものにお湯を注いでいたりします。

 

 

 

ですので、ドリップするときに、

常に新しい粉にお湯を注いでいるイメージを持つと、さらなる美味しさに出会えるかもしれません。


 

 

 

koichiro

 

 

 

【KOICHIRO COFFEEのおいしい珈琲研究

改訂版ハンドドリップコーヒー77のポイント】

 

 


 

コーヒーを淹れるとき、

どのようにお湯を注げばコーヒーは

美味しくなるのでしょうか?

 

その答えは、実は

コーヒー豆自身が

様々なシグナルを出して

教えてくれます。

 

本書にはそのようなことが書かれています。

 

その他、

「あなたに合ったコーヒー豆の選び方」や、

「コーヒーの妖精」が出る方法、

利酒にも役立つ「テイスティングのコツ」

「すり鉢コーヒー」の美味しさ

などなど!

 

他の本には書かれていないような

ハンドドリップコーヒーにまつわる

情報がたくさん詰まってます。

 

喫茶店のマスターから学んだ

「次の世代に伝えたいハンドドリップ」も、

しっかりと感じられる内容に

なっていると思います。

 

本書をお読み頂き、

今まで以上に真摯にコーヒーと向き合い、

体の芯まで染み込むような

美味しいコーヒーを淹れてみましょうニコニコ

 

 

 

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