今日は
「コーヒーの味をチェックする時に失敗しない方法」についてです。
コーヒーはもちろんワインや日本酒などの
テイスティングにも役立つ情報です。
例えば、
友達3人で違う種類のコーヒーを頼み、
どれどれ、と味比べをします。
「これ苦め」
「こっちは甘いよ」
「これすっぱいよ」
こんな具合に回し
飲みすることはよくありますよね。
口の中をリセットするために
水を飲みます。
コーヒー、水、コーヒー、水、コーヒー...
これ、知らないうちに
味覚を鈍くさせる行為です。
飲み比べで失敗しないコツは
氷の入った冷たい水を飲まないこと。
冷たい水は味覚を鈍感にさせます。
繰り返せば敏感になる
それに気づいたのは
お店の閉店後、
いつものようにコーヒーの練習をしている時でした。
コーヒーを一口飲んで、
あれ?と思ったことがあります。
コーヒー抽出時の泡の色や厚み、
液体の色を見れば、
だいたいの味の予測がつくようになるのですが、
その時は違いました。
確か3杯目のコーヒーをチェックしていた時。
(さっき淹れたやつより上手く入ったぞ)
味の予測をたて、飲んでみます。ごくっ。
すると、、、
あれ?思ってたんと違う。
というか味がしない。なんで?
確かに淹れてる感じも色も良かったのに…
少し考えてからハッと気がつきました。
その時だけいつもは飲まない
ピッチャーの冷水を飲んでいたのです。
冷水を飲むと舌が鈍感になります。
その話をマスターにすると、
「ああ。そういえばコーヒーの練習の時は
先生も必ず常温の水を出してたね」
と言っていました。
コーヒーやたこ焼き、天ぷらなど
アツアツを楽しむものは特に冷水は禁物です。
自分の舌が一番美味しく感じる時に頂く
料理でも音楽でもそうですが、
良いものを良いと感じられるかどうかは
こっち側の問題だったりしますよね。
好きな人のライブも風邪を引いたら
まともに楽しめないのと一緒で、
コーヒーを飲む前に冷水を飲むことは
舌が風邪を引いたのと一緒。
自分の味覚を試したいときは、
冷水ではなく常温の水が良い。
常温の水なら、舌をニュートラルに
近い状態にしてくれます。
飲み比べの機会にぜひお試しください。
ということで今日は、
「コーヒーやお酒を飲み比べる時、冷たい水ではなく常温の水がいい」
というお話でした。
