日曜なので混むのを避けて朝イチの回へ。
もう、24時間TVとか、こういう作品上映でいいんじゃないかって思いました。
遺伝子の関係で生まれつき顔が変形していて、27回も手術を繰り返してきたオギー。
はじめての学校。
学校で向けられる好奇の目。
孤独。いじめ。
それでも先生たちの対応はさすがの大人。嫌な感じが少しもしなかったし、前半は学校では先生たちが唯一の救いに思えました。本当に良い校長先生の下で働く先生たちに悪い人はいないって思えてしまいました。
好奇心はあるけど近付こうとしない大半の子、良くも悪くも距離をうまくとって付き合える器用な子、、、。
自分が優位に立つことが大好きで自分より目立つのが許せない子。
ジュリアンは典型的ないじめっこだったけど、最後に自分の愚かさに気づいたのが嬉しかったです。彼の仲間も彼少しずついじめの格好悪さを学んで変わりました。
周りの顔色に合わせてしまう子。
ジャックみたいな子はきっといます。
すごく共感できる。むしろ、一番好きなキャラクターでした。ジャックを見るためにもう一度映画を観たい位。
そして自分の意思で動ける心がまっすぐな子。
サマーは最初大人しい子なんだと思ってました。でもしっかりと自分を持っている格好いい女の子でした。
でも、結局はオギーだからみんな変われたんですよね。オギーはコンプレックスを持っていて卑屈になるけど、自分を客観的に見たり、大好きなものや夢を想像して乗り切る力もあります。ユーモアもあります。何より、彼を大好きな家族やミランダがいました。同じ状況でもオギーじゃなかったら結果は違ったでしょう。
人を変えるの人だ。
よく聞く言葉ですが、まさにその通りですね。
優しさが押し付けがましくなく、自分の中の正義みたいな気持ちが、嫌味なく素直にすとんと胸に落ちるような感覚をくれる作品でした。
ワンダー(奇跡) きみは太陽
そのタイトルがピタリとはまった内容でした。私はこの作品が大好きです。