その前にランチタイム。
新海さんの作品。
正直ストーリーはあまり好みじゃない、というか私には?マークを浮かべてしまうような設定や展開が多く感じられて、各作品2回ずつは見ているけれど、やっぱり?なのです。
「君の名は」を観たときも、そのすぐ後に観た 「聲の形」の圧倒的なストーリー性の高さと説得力に、なんで世間の評価は逆なんだろうと感じました。
とはいえ、基本ジブリやファンタジーが大好きなので「君の名は」もすごく好きなんですけどね。
新海さんの作品の中で、「言の葉の庭」とCM作品は本当に素晴らしいと思っています。
「言の葉の庭」は日常の情景と繊細に揺れ動く二人の心理が雨とシンクロしているのが素敵で、内容も分かりやすく、ただただ静かにその世界観に引き込まれる感じ。
ようするに新海さんの作品で私が好きなのは、ストーリーではないのです。
クオリティーの高い美術背景。息づいているのが伝わるような自然の音や、変化する空の広さと明暗、暖かさを感じる陽の光、冷たさを感じる静寂の夜、風。
多分そういうもの。
それから、どの作品にも共通して描かれる鍵になるような光景や当たり前のように存在する場所、シーン。(駅や階段、空に映える二人のシルエット、雨など)
彼が誰よりこだわったかもしれないけど、彼が一人で作り上げたわけではないもの。そこに魅力がいっぱい詰まっているので、私はストーリーを楽しむより、そこに注目するのが楽しくて仕方ないです。不思議 と頭に?マークを浮かべていても、情景だけはいつでも惹き付けられてしまいます。
展示会も、そういう部分を見たかったので、とても良かったです。
神木くんのガイドアナウンスも頷くところが多かったし、作品に対する新海さんの葛藤と情熱、狙いが分かって、改めてもう一度観返そうと思いました。
私が感じていたストーリーの矛盾や、各作品の魅力部分は、彼も感じていたことなんだということが分かって少し理解に繋がりました。
作り手の気持ちが反映されたものが、世の中に生まれて、世の中に知られていくのって面白くて偉大だなぁーと感じました。
展示場を離れて、ヒルズのカルティエへ。
目当てのものを見てきました。
中は順番待ちだったので、断念しました。
すこし地元寄りに戻り、帰宅前のティータイム。スカイツリーの見える紅茶専門店カフェにて。
鹿児島さんの緑茶(紅茶メインなのにお茶好きなのと、鹿児島県に旅行したい気持ちから選んだ)とガトーショコラ。
美味しかったです。
帰宅したら丁度WOWOWに予約していた新海さん作品3作品が録画されていました。
また今度ゆっくり観ようと思います。











