今作もシーザーたちと人間(兵隊)との戦争が多く描かれていました。
息子と妻を殺されたシーザーが、憎しみにとらわれて大佐への復讐を誓い、闘いに身を投じる場面の数々。
人間側の意思も戦闘行為も決して完全否定できるものではないけれど、闘いを望まなかった猿たちの方がよっぽど理性的でよっぽど人間らしいと思ってしまうのがこの作品の凄さ。
人間って愚かだなぁ、と感じる瞬間がふとあったりして、変な感覚です。
どういう視点でストーリーにはまっていくかは人それぞれですが、少女ノバの存在に癒されたり、そんな彼女への接し方に安心感を覚えたり、戦闘シーン以外では、憎しみだけじゃなくて愛情もきちんと感じ取れる作品になっていたと思います。
最初から最後まで目が離せなかったです。