他の映画の感想が全然更新できてないけれど、今日観た作品の感想だけは心に響いているうちに。
ハクソーリッジ観賞してきました。
負傷シーンも遺体の姿も、とにかく恐ろしく無惨でグロい。そういうシーンが多すぎて目を逸らしたくなるのを必死に堪えて観ました。
どんどん沸いてきては攻撃してくる日本兵の描写も恐い。目だけで戦争を物語ってました。
アメリカ人から見た日本兵はこんなにも執拗でしぶとかったのか。主人公のドスの目線故、日本人であることを忘れそうになりながら複雑な気持ちにもなりました。
久しぶりに、戦争というものの恐怖に心が抉られた気がします。と、同時に一人の信念が起こした奇跡に感嘆と感動を覚えました。
ドスは他と違う方法で戦い抜いた。
それも大勢の命を救うという尊いことを成し遂げて。
人に本当に必要なのは、死ぬことを恐れない強さよりも、痛みを恐れる弱さだと思います。戦争を体験していない私は多分こうやって歴史に触れて、真摯に受け止めることも大切なんだろうな。