面白かったです。
ひるね姫というタイトルから想像する以上の、期待以上のファンタジックでユーモラスな作品でした。
主人公のココネがかわいいし、性格も良いしで、好きになれるからストーリーを純粋に楽しみたい気持ちが膨れ上がりますよね。
また、倉敷の町並みや瀬戸大橋の見える風景とか、旅ゴゴロ燻られる映像としての魅力もいっぱいありました。
夢と現実を往き来したり、混じりあったり、少し混乱します。が、主人公も同じように混乱してるから、おいてけぼりは喰らわないし、一緒になって夢と現実の物語を冒険している感覚に。
おもしろいストーリーだからワクワクで終始観ていたら、エンドロールで泣けます。
高畑充希さんの歌声もすごく良くて、ばっちり余韻に浸れます。
はっきり言って、エンドロール1つでこの作品が「面白い作品」から「最高の良作」に変わります。でもそれは、作品の中のたくさんの物語が頭にあって想像できるからであって、エンドロールの使い方天才だなって思いました。
私もこんな物語のような夢と、夢のような現実を味わってみたい。
アニメ作品の良さがぎゅっと詰まった作品でした。