上映している劇場が少なくて錦糸町まで行ってきました。
入口は中居くん目当てですが、
生前からの中居くんと今井さんの関係性がすごく好きで、そんな今井さんの遺作を目に焼き付けておきたいと思いました。

川平さんの演技に引き込まれ、いつの間にか真(主人公)の時間がわたしにも流れていたような不思議な感覚でした。
真の笑いは時に面白おかしく、時に切ない。無知だから優しくて無知だから残酷。
多分、いろんな障害を乗り越えて成長しているはずの彼に度々降りかかる不幸。神様は不公平だと言わんばかりの不幸具合。大切な人たちの゛死゛と何度となく向き合わなければならない場面は可哀想で痛々しいはずなのに、なぜかがんばれーっと応援したい気持ちが先にやってくる不思議さ。
切ないだらけのこの物語は強い愛に溢れていて、実態のないその愛が少しずつささやかな場所に転がっているのが表現されていて素敵でした。温かい気持ちでいっぱいになる作品。
そしてコワモテでオーラが半端ない中居くん。久々にもっと演技が観たくなりました。