オデッセイ | Holiday Life

Holiday Life

日々のささやかな出来事旅記録、映画感想など

原作評判に加え、マッド・デイモン主演ということで予告の時点で期待は寄せられていましたが、思っていた以上に面白い作品でした。

マークの諦めない姿勢、前向きで勇気ある行動。何よりも生物学博士としての知的な一面がこの作品の大きな魅力の一つだと思います。
水も食料も、呼吸環境だってままならない環境(火星)に一人きりになり、死んだと思われていて迎えが来るか来ないかも分からない・・・そんな状況下で普通なら生き残る事に絶望を覚えるところ、生き抜く為に知恵を絞っていく。勿論映画だからこその上手い設定はいっぱいありますけど、そういうのを含めても、すごいなと思わせてくれる説得力がありました。
悲壮感がないのが良い。見ていて”絶対生き抜いてほしい”って一緒になって肩に力を入れて踏ん張ろうとさせる感じが堪らなくって、マークの知識量の豊富さには驚きを通り越して感銘を受けます。勉強にもなるよね。もしも自分が火星に置いてけぼりにされたら・・・なんてことは現実的にないんだけど、そういう危機に直面した時どういうことが出来るのか、冷静に判断する必要さを教えてもらった気がします。

途中からは彼の生存を知って周りが試行錯誤手を尽くしたり、仲間が帰還を後回しにして彼を助けに戻る手段を選択したり、彼の生還の為に心を一つにする世界中の姿に感動を覚えましたね。
なんでミサイル中国製?とかちょっとした疑問もありましたが、なんか一つになった世界を前にしたら一緒になって喜びを感じぜずにはいられませんでした。良かった。