太陽の帝国 感想 | Holiday Life

Holiday Life

日々のささやかな出来事旅記録、映画感想など

最近観た作品。

(ディズニー)
①シンデレラ
②くまのプーさん
③ダンボ
④ムーラン
⑤バンビ
⑥メリダとおそろしの森
⑦眠れる森の美女
(他)
⑧ジョイフル・ノイズ
⑨太陽の帝国
⑩小説家を見つけたら
⑪パーフェクト・ストーム
⑫タイタニック愛と偽りの航海#1&#2
⑬白雪姫と鏡の女王
⑭赤毛のアン

見過ぎですかね?休み中ですから(*´Д`)
中でも

「太陽の帝国」

素晴らしかったです。
日本軍を美化してくれている作品ってあんまりない中で、主人公が日本兵に敬意を持っていたりと、日本人目線から見たら少し嬉しかったですね。まぁ、本来は違和感を持って見るべきなのかもしれませんけど、やっぱり大人の考えに流されない子どもだからこその感じ方っていうものを信じたいです。
ジェイミー役の13歳時のクリスチャン・ベイルの才能に感服。少年らしい無垢さと大人にも負けない精神的な強さを表す眼差しが印象的な作品でした。零戦の時代が舞台なので、決して明るいお話ではなく、過酷で切ないお話。けれど、日本人少年との不思議な交流も然り、まだ子どものジェイミーが、大人たちに混ざって、必死で自分の生きる術を探りながら、時代と戦う姿には心揺さぶられました。
何よりも心に残ったのは後半の高いソプラノでの歌声。劇中の人々と同じよう、観ていた私もとにかく心に響いた。戦争は恐ろしい。けれどこのシーンばかりは”美しさ”に魅了されました。
ラスト、両親の顔も忘れてしまったジェイミーが、ついに再会し、母親の唇に触れ、帽子を外して髪を撫で、焦点の合わない目で無言のまま抱きついた時、泣き叫んで喜びに溢れる再会よりもずっと真実に溢れた戦争の形を垣間みた気がして、感動しました。

間違いなく私の「心に残る映画作品」にランクインしました^^