初の黒人メージャー野球選手ジャッキー・ロビンソンの実話に基づく素晴らしい物語。
野球界の知識など全くない私でしたが、これは「観たい」と思った作品です。
素晴らしい野球の歴史の一幕に、ただひたすら尊敬と歓喜の念を抱くばかりです。
周りからの野次、受け入れてもらえない環境・・・ジャッキーの辛抱は実際にはもっと根が深いものだったと思います。チームメイトと一緒にシャワーを使わない理由を「不快な思いをさせたくないから」と答えたとき、私の方がものすごく切ない気持ちになりました。
彼がホームランを打った瞬間、盗塁が成功した瞬間、少しずつ彼を受け入れてくれるチームメイトが増えていった瞬間・・・困難を乗り越えて、徐々に変化が訪れてくる過程に誰もが引き込まれていくことと思います。
描かれているのは単純なサクセスストーリーではない、”世界を動かした”一人の野球選手の愛と自尊心の物語。
野球に興味がない人も観てほしい。勇気をもらう。純粋に「素晴らしい」と思える、その感覚を味わってほしいです。