風立ちぬ | Holiday Life

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日々のささやかな出来事旅記録、映画感想など

ご無沙汰の更新となってしまいました。まだスマフォになって半年以上ですがガラケーへの未練がたっぷり(-_-)更新が少ないのはそのせい(笑)

今さらですが、公開二日目、世間が夏休みに突入したので朝イチの回で「風立ちぬ」を観てきました。

ジブリ映画はファンタジー要素がある方が好きな私ですが、素晴らしい作品でした。

なんだか賛否両論がかなり分かれてるみたいだけど、私はジブリ映画は子どもの頃からこれからも、まずは直感で観たい派です。
監督の思想や歴史的背景は大事ですが、私は自分が映画の世界に入り込めさえすれば、自然に自分で感じることが出来るから構わないかも。

率直で聡明で観ていると、背中を押された気分になりました。終わってみたら悪役が誰もいなかった。

生き難い時代とある割には、二郎や周囲が不自由なく生きている様に見えたのが、意外でした。
でも、苦労ばかりを全面に出せば、堀越二郎という人物の印象がまた別の感じで伝わってしまったことと思います。設計士としてのまっすぐで夢に溢れた彼のぶれない生きざまこそが観る人に感銘を覚えさせるんだろうな。
この話は戦争がテーマなんじゃなくて、生きることがテーマ。戦争のシーンはないに等しいし、主人公は爆弾を運ぶ機を作っている。大好きな飛行機が戦争のために使われ、一機も帰ってこない。それでも自らの役目を全うし尽力することに尊敬の念を抱きます。なんだか複雑な心境だけど。

庵野さんの声は結局最後までぎこちないという違和感はありました。それが嫌な違和感じゃなかったのは、庵野さんと二郎に「少年の心」が共通してあって、共鳴していたからなんじゃないかと感じました。
特に菜穂子とのシーンや夢の中でのカプローニとのシーンが良かった。
とにかく松任谷由実さんの「ひこうき雲」がいい。だいぶ物語心地に浸りました。
切ない物語でありながら、夢があり、儚さの中に希望や憧れがあり。まさに初心にかえって、沢山の宝物を見つけることが出来る映画でした。



さて、今日は半年前から楽しみにしていた日♪ヽ(´▽`)/
またあとで更新します☆ミ