映画を観に行ったら、素敵な収穫がありました。
観たのは「インポッシブル」。
スマトラ沖地震を体験した家族の恐怖と愛の実話に基づくストーリー。
ユアン・マクレガーが好きだから観たかったのもありますが、あらすじを読んで何か引き寄せられた気がしたから。
心が揺さぶられました。
収穫というのはルーカス役のトム・ホランド。私の中ではフレディー・ハイモア振りに出会った逸材。
登場した瞬間心を奪われました。
子どもらしく泣きだしたかと思えば、大人びた表情をたまにして、恐怖の中に逞しさがどんどん育っていく感じ・・・・守ってあげなきゃと思わせる子どもの弱さと頼もしいと思わせると男の強さを兼ね備え、まさに長男としての姿を絶妙に演じきっていました。
作品の方はというと、素晴らしい、という言い方が適しているかどうかはわかりませんが、凄く衝撃的で心に残るものでした。
母親マリア役ナオミの演技力には圧巻させられました。
津波のシーンは、あまりにリアルで震える程のものでした。
マリアが叫ぶダニエルを発見して、あれが自分の息子たちだったら、と危険顧みずルーカスに助けに行こうと告げるシーン。
夫が同じように家族の安否がわからず不安に思う人たちと一緒のシーン。
悲しみの中でも他人を思いやる気持ちが人間にはあって、それは尊いものであることを強く実感しました。
そして病院での再会場面。温かさに目頭が熱くなりました。
こんな風に、家族全員が助かって再会できた家族は多くないのだという事実、だけど、それ以上に、人の喜びを自分のことのように嬉しく感じてくれる人々の温かさで胸がいっぱいになりました。
作品を通して、大きな愛に触れることができて本当に良かったです。
今日からわたし、トム・ホランドのファンです。この作品観て良かった!
DVD出たら絶対買おう(⌒‐⌒)