かもめ食堂がテレビでやってたので観ました。
やっぱりいい映画。
穏やかな時間の流れの中で、一つ一つの人との交流に心を擽られたりあったかくさせられたり・・・
こんな風な時間を過ごしたいなっていつも感じずにはいられません。
私は劇中でのちょっとしたシーンの一言にすごく感銘を受けてしまっています。
やりたいことが出来ていいですね、という投げかけに対する主人公の返答。
”やりたくないことをやらないだけ”
さらっと嫌味もなく潔いことを言っているような気がしました。
時に、やりたくないこともやらなきゃいけないのが世の中でしょうし、やりたくないからやらない、なんて言ってもかわいいと思えるのは子ども位なのかなって。
でもシンプルに"やりたくないことをやらない"大人。
なんかちょっと格好いいな、って思いました。(本当はわがままなのかもしれないけど)
同時に、やりたくないことよりもやりたいことが多かったらいいな、って思います。
かもめ食堂のメニューが食べたくなりました・・・。
段々とお客さんが増えていって、その中の大半が器用に割りばしで食事をとっていて、ぽかぽかと温かい空間。
普段は洋食派の私が、日本の料理が食べたいなって思える作品。
お寿司とか天ぷらとか・・・そういう手の込んだものじゃなくて、気負わず食べれるアットホームなもの。
和の中に洋がかくれんぼしているような、北欧風の白いお皿にのった生姜焼きやトンカツ。
私にとって映画の影響力って大きいなぁ。